藤井もの ▼ 旧Twitter & Instagram

  ウクライナ,中東に平和を
  市民への攻撃を止めよ
  軍事力に頼らない平和を

映画「街のあかり」の感想

2007-08-31 | 映画の感想
◆№42 08月11日 「街のあかり」(★★★★☆) (感想)孤立していることで利用されどんどん立場が悪くなり、遂に刑務所にまで入ることになる。愛という見えない宝物は、悪人も善人もなく利用できる。愛は盲目というように、愛がなければ騙されずにすむ場合もある。騙されたことで分かる愛もある、稀に。灯かりが点いている事に気づくのは夜だからである。当たり前だが、このことに気づく人は少ない。暗いところで灯かり . . . 本文を読む
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映画「消えた天使」の感想

2007-08-31 | 映画の感想
◆№40 08月07日 「消えた天使」(★★★★☆) (感想)「蛇の道は蛇」という言葉がある。類は類を呼ぶという言葉もある。相手の心理が分かるということは、自分もその世界に足いを踏み入れることに他ならない。また、自分が社会を守っているという意識が強くなると、自分で裁きを行いたくなる。自分小世界に入り込むと、自分の判断や感覚が確かだと思うようになってしまうことを巧みに利用して、見る者をも錯覚させる構 . . . 本文を読む
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映画「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の感想

2007-08-31 | 映画の感想
◆№41 08月10日 「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」(★★★★☆) (感想)愛とは温かいものだけど、悲しみの愛となれば話は別。温かさのない愛が飛び交う。腑抜けの愛は悲しみの愛か。薄ぺらな愛、愛されない人々。見ているだけで悲しくなるような人たちがいっぱいだ。若くて、美形なことは、たいした魅力でないことが良く分かる。セックスでしか金を稼げないという痛烈な皮肉になっている。彼女の魅力は、若さでも美 . . . 本文を読む
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映画「アヒルと鴨のコインロッカー」の感想

2007-08-26 | 映画の感想
◆№39 08月02日 「アヒルと鴨のコインロッカー」(★★★★☆) (感想)アヒルと鴨の違いが分かる人、どれくらいいるだろう。簡単に言えば家畜と野鳥であるが、・・・そんなことどうでもいいか。日本人の外国人に対する警戒心や接し方がバックグランドに置かれている。ペット殺しとの関係など脚本や構成でちぐはぐな感じのところもあるが、ソフト・ヒューマン映画だから許容範囲ということか。ボブディランの歌はいいけ . . . 本文を読む
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映画「カート・コバーン アバウト・ア・サン」の感想

2007-08-24 | 映画の感想
◆№43 08月12日 「カート・コバーン アバウト・ア・サン」(★★★☆☆) (感想)見る人をカート・コバーンの世界に引き込むのではなく、カートの世界を訴えかけている感じ。極端に言えば、こんなカートを分かってくれって感じ。おたくのための映画になっているのが残念。英語を使えない人には、せっかくのニュアンスやカートの言葉が伝わりにくい。個人的にはイメージビデオのような映像構成も英語圏意外では逆効果で . . . 本文を読む
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映画「殯の森」の感想

2007-08-22 | 映画の感想
◆№46 08月15日 「殯の森」(★★★☆☆) (感想)私は感動できなかった。私の感性が追いつけないということかな。映画を観ただけでは、私はこの映画のテーマが分からなかった。肉親を失うことは大きなダメージとなることが多い。癒しの映画でもないようだし、・・・。千の風にのってとも主題は違うようにも感じた。私には今回のカンヌのグランプリ、肌に合わない映画のようでした。 総合 3 この映画が優れたメッ . . . 本文を読む
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改名しました

2007-08-22 | 雑感
些細なことですが ブログのタイトルを改名しました 特に理由はありません 閃き(思いつき)です 杜人(morihito)の映画雑記帳と改名しました ついでにブログネームも次のとおり改名しました これからもよろしくお願いします 杜人(旧杜の都) . . . 本文を読む
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映画「夕凪の街、桜の国」の感想

2007-08-16 | 映画の感想
◆№45 08月14日 「夕凪の街、桜の国」(★★★★☆) (感想)広島は背負ったものが重過ぎる。被害者であり、伝道者であり、シンボルでありつづけなければならなくなった。言葉や映像では伝えることが難しい悲劇をなんとか伝えようと、ドキュメンタリー、音楽、演劇、映画などの手段によって、数々の人たちが伝えつづけてきた広島の悲劇。私たちは、ただ感動しているだけえでいいのだろうか。観終えるといつも同じ気持ち . . . 本文を読む
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映画「天然コケッコー」の感想

2007-08-16 | 映画の感想
◆№44 08月13日 「天然コケッコー」(★★★★★) (感想)この映画は見所をはっきりと言わないと分からない人が多いだろう。感じ取れない人が大勢いるはずだ。この映画の主役は、間違いなく田舎の風景と空気である。何気ない風景と集落の空気、これがこの映画の主役である。人の暮らしが自然や集落によって作られていることが良く分かる。人を育てるのが学校とか家庭とか、決まった場所ではなく、生活空間全部が人を育 . . . 本文を読む
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映画「孔雀 我が家の風景」の感想

2007-08-15 | 映画の感想
◆№36 07月27日 「孔雀 我が家の風景」(★★★★☆) (感想)時代の空気が伝わる佳作。家族の葛藤が時代の混沌と重なり、さまよえる家族の様子が伝わってくる。家族だから、愛も憎しみも倍化される、そして安らぎもある。孔雀は求愛のためにしか羽を開かない。愛を求めて羽を広げるのだ。この家族も自分を求め、愛を求めて羽を広げつづけた。求愛する孔雀は自分の美しい羽を見ることはできない定めにある。同様に家族 . . . 本文を読む
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