ギリシアの財政危機は、次の事実と共に世界経済の脆弱さを見事に証明した
(1) ドル(アメリカ)の没落 -アメリカの無力化-
(2) 利己的なヨーロッパ古豪 -協調という名のサバイバル-
(3) 忘れ去られた日本 -利用されるだけの円相場-
(4) 孤独な新王者中国 -ライバルもいないが協力者もいない中国-
(5) 委縮した経済 -失敗恐怖症候群に陥った世界経済-
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◆№21 04月07日 「フローズン・リバー」(★★★★☆)
(感想)
▼発展途上国でも経済大国でも貧しさがある。貧しさが多数を占める途上国よりも経済大国の方が落差は大きい。落差が大きい分だけ人の心は荒んでしまう。少しのことでも苛立ち、争うようになる。
▼人間はみな幸せになれる、はずであるが…、しかし、どうしようもなく追い詰められてしまうことがある。選択肢はいくつかあるはずだが、追い詰め . . . 本文を読む
◆№23 0月21日 「幸せの隠れ場所」(★★★★☆)
(感想)
▼サンドラ・ブロックのアカデミー賞主演女優賞を引き出した作品。彼女は素晴らしい演技力を持っているわけではない、役に合わせて演じ分けるなんて無理、自分の演技しかできないタイプ。作品に恵まれれば力を出すが、合わない作品では無力というタイプだと思う。私的には「スピード」のときと変わらない印象を受けた。
▼彼女の受賞もさることながら、本作 . . . 本文を読む
◆№24 04月22日 「バグダッド・カフェ」(★★★★★)
(感想)
▼殺風景な砂漠と朽ち果てそうなカフェ兼モーテル、壊れたラジオのような女主人、太ったドイツ女性、インチキぽい画家、うそみたいなインデアン警官など。一つひとつは非現実的でも、監督が料理するととても甘美なデザートのような物語が出来上がる。
▼人の持つ先入観と偏見、これほど厄介なものはない。なかなか払しょくできるものではない。 . . . 本文を読む