憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

癒やすことで癒やされる。雅子皇后の御公務。

2021-03-11 22:51:32 | 雅子さま
10年、まだまだです。後始末も完全には終わっていません。新しい故郷作りは端緒についたばかりというところでしょうか。
ふっと「東北は今どうなっているのだろうか。途方に暮れているひとがいないと良いのだけれど。」と思う人は多くいるでしょう。私もふっと思います。
痛ましい出来事に接すれば「大変だろうなあ。何とか出来ないものか。」と考え出すひとも多くいるでしょう。
他者に心を寄せるのは、陛下ばかりではありません。殆どの人は、周囲に何も言わなくても自然に心を寄せているものなのですよ。人間には共感性という性が備わっている故に。
勿論、共感性に極めて乏しい者から富んでいる者までいろいろですが基本的には誰しも持っている。
陛下が「私は心を寄せている」「私は心を寄せている。」とお題目のように唱える度に、「心を寄せるのは誰でもできる、心を寄せてその先どうするのだ。」と私は思ってしまいます。
勿論、共感性の乏しい酷薄な天皇よりは、言葉だけでも心を寄せてくれる天皇のほうが好ましいですが。「心を寄せる」を天皇の第一義として、ただそれだけ。ってのもねー。

デイリー新潮が「チーム雅子」の存在にさらりと触れていました。雅子皇后には「チーム雅子」が編成されていて、雅子皇后に関するあらゆることを全力でバックアップしているのだそうです。
おそらく令和の天皇にも「チーム天皇」が編成されているのではないでしょうか。どのような人々でチームが編成されている解りませんが、天皇の言葉にはある傾向志向を感じるので、そうではないか、と思うのですが。
即位以後、皇太子、皇太子妃時代の迷走振りがみるみる陰を潜めてきた両陛下です。今後もチーム総力上げて令和の天皇皇后を作り上げて行くのでしょう。
目に見えるところでの令和の天皇皇后はいわばチーム渾身の作品と言えるのではないでしょうか。
チームが目指す「象徴天皇像」を示すための訪問に加えて、雅子皇后の御回復にも震災地への慰問は良い効果をもたらしたように見えます。
嫌々行ってみたら思いの外暖かく迎えられて癒やされた。人は癒やすことで癒やされるといいます。雅子皇后も人々を癒やす中に癒やしを得られたのかもしれないですね。
そして嫌がる皇后をなだめすかして天皇に同伴させたのも「人々から直接に感謝されるという体験は皇后に癒やしと自信を与える筈だ。」と踏んだチームの計らいによるものではないかな?


即位2年いつの間にか天皇皇后らしさが備わって。
公の場で夫君の後ろに下がって畏まって頭を下げる雅子様の姿を見る日が来るとは…。
これもチームの上手なご進言によるものでしょうか。

「決して忘れず、次世代に」 陛下、重ねた交流、被災地への思い込められ
2021.3.11
「今なお脳裏から離れることはありません」-。天皇陛下は11日、政府主催の東日本大震災十周年追悼式に皇后さまとともに初めて臨席し、お言葉を述べられた。陛下は犠牲者に哀悼の意を表し、この10年の被災者の苦難と努力に思いをはせるとともに、災害の教訓を「次の世代に語り継いでいく」ことを願われた。
 陛下はこれまでに計9回、東北3県の被災地をご訪問。病気療養中の皇后さまも、被災地訪問にはすべて同行されてきた。
新型コロナウイルス禍の今年は、オンラインで10年目の被災地視察に臨まれている。