横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「正直」は、だれに対して?

2022-06-02 17:11:01 | 発達や学習が心配
6月になりました。

今日は、横浜市の「開港記念日」。

横浜市立の学校は、休校です💛

子どもたちがほっとする1日なので塾も「休業」にしました。


NHKの「正直不動産」。途中から見ました。

不動産屋さん、今まで何軒かお世話になっています。

「他にもこの物件をお望みの方がいらして・・・。」の一言で

「決めます!」となる仕組みの裏側・・・・。

なるほど、とみています。

(私は、現実、迷っているうちに、出遅れて他の方に決まってしまったことがあるのですが

主人公の不動産屋さんの社員(山ピーさん)がきわどいうそを重ねて売りまくっていた時期から

本当のことしか言えなくなり、売上は落ちたけれど、客の信頼は得ることができ、

自分に正直に生きることが快感になっていく・・・。

どっちがいいんだろう

来週の最終回に結論がでるのかな?


  


子どもに授業をしていて、

だんだん子どもが集中できなくなり、

関係ない話をし始めたり

少し指示にあらがってみたりし始める時って

だいたい「難しいと感じている」とき。

または、

「大丈夫。分かる。」と言いながら

手が止まったり、あまり考えずに答えたりするとき。


そんなあるとき、

「今日はこのへんで止める?」と優しく言ってみました。

そうしたら、

「・・・難しくて分からないんだ・・・」とつぶやきが聞こえました。

「そうかあ・・・。」


「分かる」「できる」

という返事は、教えている方からすると安心できるようで実は、そうではないことも多いです。

「ここがわからないんだ・・・」

「前もここでつまづいたんだ・・・」

そんな小さなつぶやきでも「本当の気持ち」をぶつけてくれる方が

かえって学習が進むことになる、と私は思います。

どういうことかというと、

「わからない」と言われたときに

「分かるようにどうやって教えようか・・・」という私の方の「変革」を起こすきっかけになるからなのです。

「分からなく」て困っているのは、子ども自身だけれど、

実は、教材や伝え方、教え方がその子に合っていなかったという、

教える方の「問題」になるからです。

子どもが、「すっきり」するためには、こちら(教える方)がやり方を変える!

その方がずっと楽なんです。


支援が必要なとき、その子どもは、大人に「あきらめ」られたり、

無理に大人のやり方に引っ張られたり

することもあってとってもつらい状況にあるのでは。

私も大いに反省してます・・・。


本当にいつも「教えてくれるのは子ども」です。


大人と子どもがお互いに「正直」でいることは、とっても難しいです。

大人にも子どもにも「プライド」があります。

「プライド」はその人を守る「よろい」でもあります。

無理にはがそうとするときっと抵抗があります。

でも、どちらかが、自分からその「よろい」を1枚脱ぎ捨てようとしたら?


そんなときは、お互いに大丈夫な範囲で「正直」になって

関係が進められるといいな~。(しみじみ)



・・・そんなことを思った「開港記念日」でした。




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