横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

黒板とノート・図と表・・・視線の往復が大変!

2020-06-03 13:04:27 | 発達や学習が心配
6月になり、横浜も学校が再開しました。

1日おきの登校だったり、午前・午後にわかれていたり、

学校によって少し「形態」が違うようです。

でも、子どもにとってもっと違うのは、

消毒したり、離れて並んだり、共同学習が減ったり・・・

全員がマスクをしていて口元が見えない中での生活。

でも3か月ぶりの登校・友達や先生に会えること

教室で学習すること、本当にうれしいと思います。

(急な変化が苦手な子どもは少しずつ・・・・)


ベイサイドマリーナです。

Zoomで授業をしてみて、

私の話の速さと子どもの、「視線」を動かす速さが合っていないと

なかなか難しいと感じました。

日頃の授業だと、そんなときは、「ここよ」と示すことができるのですが、

画面を出してしまうと、子どもの表情をつかむのが難しいと感じたのです。

教室で反応がゆっくりの子たちは、きっと

「先生の言っているのは、どこだろう?」とプリントや教科書で一生懸命探して

いたのではないかと思いました。

特にプリントと板書に違いがあったとき。

(板書はチョークで書くのでなかなかプリントの量が書ききれません。)

文字の折り返し(次の行に移る場所)も、プリントとはどうしても

ずれてしまいます・・・・(プリントと黒板の縦・横の比率がかなり違うので)

もう、それだけで目で追うことが大変な子どももけっこういるのでは?

また、黒板だけでなく、教科書の同じページの中でもグラフや表をかくときに

「どこまで見てたっけ?」とまた続きの場所を探し直すことでけっこうエネルギーを消耗します・・・。

そこで、


表を別の形に写し直すときに「色をつけて手がかり」にしてみました。

きっと作業が楽になって「疲れ」が軽減すると思います。

教科書に「色」の手がかりがあることもありますが、

できたら「楽」になるための「色」だともっとよいかな~。

「色」の手がかりは、いろんな子に使えそうです。

ただ、学校ではなかなかカラープリンターが使えないので、

子どもが自分で「色えんぴつ」で同じ仲間を同じ色でぬってしまう、

というのもよいかもです。

筆箱の中に「赤と青」半分ずつの✏が入っているとえんぴつの黒と合わせて3色は使えます!

それにちょっと抵抗がある子は・・・

☆とか◎とか、△とか印をつけるのもいいかもしれません。

20も30も行があると写すのにとても疲れるし、

誤りも出てしまいます。

算数って、けっこう「写す」があったり、

細かい「めもり」を読む作業があるなあ~と思います。

本来の「算数の力」を伸ばすためだったら、それ以前に

「作業するために集中したり、疲れなくしたりする」手立てがベースとして必要な子どもが

けっこういるのでは、と思うこのごろです。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(色のついているところをクリックしてください)
コメント
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