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岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

「第19回星座α」定例歌会」

2014年01月13日 23時59分59秒 | 歌会の記録(かまくら歌会・星座・星座α・運河)
「星座α」第19回定例歌会 於)ホテルモントレ横浜


1、短歌の素材:

 「戦場となった褐色の砂漠に思うバビロンの秘宝」「緋めだかとほていあおい」

 「織鶴、百舌鳥」「金色に輝く鯉」「行きずりに感じた自己の真相心理」

 「コンベアーの荷物のように運ばれて行く動く歩道の人間」「飛行機より見た海」

 「北極星に感じる光の美しさ」「新しい神殿に受ける祈祷」「ツワブキの纏わる蜂」

 「林檎に思う北国の空」「日常的動作に感じる安らぎ」「ビルに入った古書店」

 「海よりの風に感じる寂しさ」「月曜の博物館のユリノキの大樹」「ゆず湯の感慨」

 「広い窓に見た空」「世界に語る嘘」「餅をつくウサギのいる月」

 「創作、神の真似事」


2、歌会の方式:

 一首につき参加者一人が発言。7人の選者のうち3人程が批評。3首揃ったあとで、尾崎左永子主筆が講評する。


3、主な論点:

 「結句に工夫の余地はないか」「上の句と下の句が響き合っているか」

 「焦点が絞れているか」「言葉が一首に溶け込んでいるか」「使役は間接的になる」

 「読者に伝わるか」「説明が多く整理の必要がある」「短歌に敬語はいらない」

 「言葉に寄りかかっていないか」「連体形止めは中途半端になる」「言葉は的確か」

 「『ば』は条件結果になり易い」「終止は二か所いらない」「瞬間を詠え」

 「初句の主観語は一首を軽くする」「賜りものをそのまま読むと挨拶短歌になる」

 「視点がぶれていないか」「音感に工夫の余地がある」「詰め込み過ぎていないか」

 「理屈に終わって詩としての余情がない」「空想と想像は違う」「助動詞の工夫」

 「童話的になり過ぎると独り立ちした作品にならない」

4、尾崎主筆の助言:

 「『息深く』『自分らしさ』を今年の目標としよう」

 「自由であることは、沢山失敗することで獲得される」

 「自惚れてもよい。それに気づく時があってもいい」


5、会の進行:

 ・最後に選者たちが一言ずつ発言。(僕は一年目の失敗談を話した)
 
 ・歌会のあとの新年会(日本料理を満喫した)

 ・最後に集合写真を撮影した。
 
 ・司会者より、次号の〆切の確認があった。


 「星座α」公式ホームページ

 URL http://www.seiza-alpha.jp

 (歌会の様子、会員の出版物などが閲覧できます。)




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