岩田亨の短歌工房 -斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・短歌・日本語-

短歌・日本語・斎藤茂吉・佐藤佐太郎・尾崎左永子・社会・歴史について考える

アコースティックライブ@下北沢Ⅱ

2022年04月13日 01時35分48秒 | 短歌の周辺
 4月10日、下北沢のライブハウス・ラプソディにアコースティックライブを聞きに行った。

出演者は3ユニット。新宿心音会板谷祐、栗原優with鈴木峻、滝和祥。

 新宿心音会板谷裕:カバー曲を含めて演奏。死を予告するような「サクラの歌」、春の孤独、をうたい上げた。「花水木」「風に吹かれて」「上を向いて歩こう」のカバー曲に味わいがあった。

 栗原優with鈴木峻:栗原の歌の特長は、歌詞で一人称を僕と呼ぶこと。栗原は女性だが、男性以上に男性の心情を歌う。「若者の苦悩」「都会の孤独」「やり場のない心」など主題の定まった歌だ。工夫に余念のないユニットで、他の出演者の演奏に耳を傾け、それを動画に撮る。今回の工夫は鈴木峻のサックス、ハミングとの絶妙の距離感。路上ライブを行っているので、路上とは異なる工夫をしたと感じた。

 滝和祥:彼はベテランだ。テンポがよく、歌も安定している。観客を引きつける術も知っている。近々、レコードをリリースするという。ギターのネックに螺鈿が施されている。かなりの実力者と見た。今回は「カオスに沈みゆく人間の祈り」「子どもたちへの歌」は前回聞けなかった曲だった。

 再度機会があれば聞きに行こうと思う。

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