オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

情報漏えいの不思議

2014年05月27日 | Weblog


世間で情報が漏洩したと大騒ぎしている。

 しかし、大騒ぎしているのはほんの氷山の一角であると私は思っている。本当は膨大な量の天文学的な件数の情報が漏洩しているのだろう。世間一般で騒がれているのは、発覚してしまって言い逃れができなくなった状況で事実を公表しているようにしか見えない。しかも、その情報漏えいによってどれほどの影響と損害があるのか情報漏えいした主体でも把握できていないし、ただ単に事実を公表するのみに終わっている。一般市民はその影響でどのような被害が自分に降りかかっているかを見極めることはできない。

我々の知らないところで、自分に関する情報漏えいはたくさんあるのだろう。

 Aに関する情報Bがあって、Aを秘匿してAとBに関する情報を管理することは許されているらしい。ただし、秘匿されたAと情報Bの関係は保持されている。たとえば、Aを個人の名前にしないで記号に置き換えれば個人情報にならないようである。このような情報をたくさん集めてビッグデータと称して堂々と運用されている。しかし、記号と個人名を一致させるデータを保有しているのはデータを収集した者であり、そのデータが不特定多数に公開されないのが前提である。しかし、一般の人にはこれを確認する手段も方法もない。

身近なところでは、

 迷惑メールがある。まったくつながりのない対象から多数の迷惑メールが送りつけられてくる。この迷惑メールの送り主は何らかの方法で情報を収集して個人に送りつけてきているのであろう。中には個人名をあて先にして送りつけてくるものもある。一体どこから私の情報が漏れているのだろうと思うし、少なくとも個人名とメールアドレスは誰だか知らない相手に掌握されていることになる。常識的なメールの内容であればまだ許せるが、とんでもない内容に対しては怒りを通り越して恐怖さへ感じる。

このごろは、ネットサーフィンをしていると、

 ネットに自分がアクションしたことに対してネットからのリアクションがある。私にとっては正直言って煩わしい。自分で対象物を見つけ出すつもりなので、ネットからおせっかいに情報を提供してもらわなくてもいいと思っている。特に、ネットで買い物をすると、同じような品物の売込みが始まる。何かを検索すると同じような検索内容が表示される。たぶん閲覧している人の関心を持っているものに特化してコンテンツを変えているのだろうが、買ったばかりの者に同じような物を売り込んでもしょうがないだろうし、検索し閲覧終わったものにすでに興味はない。

コンピュータウィルスの被害はどれほどなんだろう。

 大騒ぎしている被害の内容を見てみると、悪戯にとどまっているようにしか思えない。ホームページを書き変えたり、システムを混乱させたりではあるが、具体的かつ実質的な被害が見えてこない。確かにシステムに勝手に入り込んで勝手な行動をすることは許されないし大問題だが、この技術を使ってどれほどのことがなされているのか公にされることはない。目に見える被害はほんの一部で、通常であれば姿を現さず深く潜伏して実質的な利益のある悪いことをたくさんやっているのだろう。本当に悪いことをやっている集団はあえて世間に向かって自分の悪事を公表する馬鹿はいない。

今のところ情報漏えいによる実害は私の場合はない。

 迷惑メールやネット販売やコンピュータウィルス被害などを見ていると、こんなことをやっている人達は何の目的でどんな利益があるんだろうと思ってしまう。結局は騙される人達がいて、その人達をカモにして商売が成り立っているんだろう。私には別の世界の出来事にしか見えないし、そんな世界を垣間見て、ただただ感心するばかりである。ただ、すでに出回っている私に関する情報を駆使して集中的に攻撃された場合が怖い。一市民として不特定多数の中の一人であれば問題ないが、特定されて目標にされ集中的に攻撃された場合、どうなるのか想像もつかない。それほど恐ろしい情報漏えいであるようだ。


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