オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

医者のトラブル

2007年06月08日 | Weblog

またもや知人に関する医者のトラブルである。

 突然の腹痛のため、近くの救急病院に入院した。検査の結果、胃・十二指腸潰瘍ということであったが、知人は痛い場所がもっと下の方で、しかも局部的な痛みであるため、おかしいと思い、奥さんと相談したら「ここの病院は評判が悪い」との奥さんの忠告で転院を決意したそうである。

転院して再検査すると、

 盲腸炎で、破裂寸前、軽度の腹膜炎も併発しており、緊急手術となった。現在は、術後の回復も順調で、近く退院できると聞いている。盲腸を我慢して体内で破裂して腹膜炎のため死亡した人は多い。まじめな人ほど仕事の都合で我慢してしまい、悪化させて最終的には死に至ることとなる。

医師に不信感をもってしまう。

 政府も危機感を持っていて、現在の医師は専門馬鹿ばかりで、総合的な診察能力を持つ者が居なくなっていると言う。業務が分担されて専門分野に特化して医術を学び、その医者が医師の資格さえあれば現場で何でもかんでも診療する。危なくてしょうがない。そこで、総合科という診療科目を設けると同時に、何でもかんでも診療できないように診療科目を制限すると言う。

是非、有効な改善にしてもらいたい。

 考え方としては正しいと思う。そして、総合的な能力を持った優秀な開業医をたくさん育ててほしい。一般国民の最初の頼りとなるのは近くの病院の開業医であり、ここでの最初の見立が間違っていたら、手遅れになって命を落とすこととなる。また、開業医は患者を自分の医院だけで抱え込まないで、専門以外は他の病院を紹介する仕組み作りが求められると思う。金儲けが目的ではなく、命を救うことが目的なのである。

医師に間違いは許されない。

 間違いにもいろいろあって、うっかりミスから、判断ミス、故意のミス、確信的なミスなどであろう。いずれでも患者の命に関わる。少なくとも、患者に危害を与えては医師失格である。治療するのが医者で、ますます悪化させて命まで危うくするようでは本末転倒である。この頃こんな本末転倒な医者が多いし、金儲けのために患者の身体を食い物にしている医者もいる。こんな医者は即刻廃業させなければならない。

反対に医師に管理され過ぎる気がする。

 生まれる時も病院、死ぬ時も病院。いや、生まれる前から死んだ後まで病院である。しかし、私が生まれたのは産婆さんで自宅である。そうであれば、死ぬ時も自宅で死にたい。本来は生命の営みを助けるのが医者の仕事だが、生命の営みそのものを管理している気がする。医者の援助を受け入れる選択権は個人にあるはずである。それを生命を担保にして治療を強要するのは本末転倒に思う。お医者さんは私にとって大切な存在であるが、医者にとって私は今でも我儘なお客であるらしい。

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