オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

腐敗

2023年06月20日 | Weblog

梅雨の時期であるが、食物が腐る時期でもある。

 腐敗と発酵は同じことであるが、人間に害を及ぼすものを腐敗と言い、人間に有益なものを発酵と言う。人間にとって菌や微生物の働きは生命を維持するために重要な要素でもあるが、これも善玉と悪玉がいる。善玉がいい奴で、悪玉が悪い奴でもなく、時には善玉が悪いことをすることもあるし、悪玉がいなければ生命活動を維持できない。自然の摂理とは何でもこんな感じで、人間中心に考えるから偏った変な考えになってしまう。

メディアでいろんな事件が報道されている。

 人間の善玉か悪玉かは知らないが、とにかく周囲に害を及ぼしている。メディアは事実を報道して、大変だ大変だと騒ぐばかりであり、それを受けて体制側は大衆の不安を取り除くために何か事故対策をしなければならないと躍起になっている。自然の摂理からすれば、そんなことは偶にはあるだろうし、中には悪さをするのもいるだろうし、時が経てば調和に向かって終息してゆくと言うことなのだろう。

騒ぎ過ぎなのかもしれない。

 ローカルで済むことを全国に流しているし、担当者や関係者に知らせれば済むことを全員に一方的に拡散して垂れ流している。そして、ほとんどの人は表面的には無関係で無視しているが、内心では不安感や猜疑心が鬱積して正常な活動が制限されてしまう。通常はいろいろな事件はすっきりと解決することなく、有耶無耶のままで砂に浸み込む水のごとく消えて行ってしまう。

メディアも、大衆の関心が薄れれば報道することはない。

 いつも尻切れトンボである。一つ一つが完結していれば問題ないのであろうが、まずそんなことはない。そうであれば、最初の報道である程度の自制と思いやりがあればいいと思うが、何でもかんでも報道するのが使命であり、公正かつ透明な報道であるという信念を堅持している。受け取る側はそのことをよく理解して、自分で取捨選択しないと飽和して爆発してしまいそうである。困ったものである。

メディアは別として、体制側の腐敗をどうかしなければならない。

 腐敗は、不正行為、利益相反、汚職、権力の乱用、不透明などによって起こるのだろうが、個人の倫理にもよるのだろう。体制側の腐敗を防止するのは、まずは、透明性の確保である。決定過程や資金の流れを公開し、情報を開示することで、透明性を確保できるが、果たしてそうなっているのだろうか?メディアでさえ透明性が疑わしい、何でもかんでも知ったことを垂れ流すのが透明性ではない。メディア内部の決定過程や内部情報もやはり公開すべきなのだろう。

規制と法的制裁ではすべての腐敗を阻止することはできない。

 まずは、違法行為がなければ規制や法的制裁はできないし、法律を制定しているのは人間である。自然の摂理で言えば、明文化された法律や規制は何の意味もない。無視すれば何でもできてしまう。自然の摂理で言うところの自浄作用が一番重要なのだろう。これがなくなったら自然は崩壊してしまう。人間社会も同じである。正常な自浄作用があることを前提に人間社会の法律や規制が成り立っているのである。

監視と報告でも腐敗を阻止することはできない。

 監査機関やメディアが行動を監視し、報告することで腐敗を防止できるが、これにも限度がある。まずは監視のための最初の情報が必要であり、その役割を果たすのは一人の個人である。本来であれば、人間一人一人が監視と報告の機能を果たしている。その上に立って監査機関やメディアが機能しているのを忘れてはならない。自然の摂理では個々の生き物が自分で監視と報告機能を果たしながら種族の保存を最終目標にして共に生きている。

倫理的規範もあるのだろうが、

 倫理そのものが人間が作り出したものである。自然の摂理では、すべての生き物は本能に従って生きている。人間そのものも最低限この本能に従って生きるべきなのである。その先に社会的に問題がある部分について倫理を作り上げているのだろう。人間の中には生物の本能にも劣る行為をする人物がいる。自然の摂理からすると人類をひいては世界を滅ぼすような人物は当然のごとく抹殺され排除されるべき対象なのである。

人間が人間を滅ぼす。

 人間同士が種族保存のため他の種族を大量に抹殺してしまう。人間の社会性がもたらすものなのであろう。自分が愛するものを守る行為そのものが愛するものに危険を及ぼすものを攻撃することとなる。戦争はまさにその結果である。問題は、体制やメディアがこの風潮を正当化し、民衆を過激に扇動することなのだろう。自然の摂理では多少のイザコザはあっても最終的に全体は共存共栄で落ち着くのである。教訓とすべきである。


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