2010年12月30日(木) 提供 / JAL
♪ STARDUST WYNTON MARSALIS
世界で最も有名なカウントダウンといえば、やはりニューヨークの、タイムズスクウェアのカウントダウンに尽きるでしょう。始まったのは、1904年といいますから、もう100年以上の歴史。これを見る為に、毎年70万人もの人々が、訪れるというのですから、スケールはまさに桁違いです。ところで、この世界一有名なカウントダウン、見るのは、とにかく至難の技。もしあなたが、有名なニューイヤーボールが落ちて行く瞬間を見たいと思うのでしたら、出来れば、8時間は待つ覚悟が必要です。とはいっても、ただ待つことはなく、スクウェア・ボールが登場する、43丁目には、特設ステージが設けられ、トップアーティストの豪華なミニライブが楽しむことが出来ます。しかしながら、冬のニューヨーク、寒くなると、トイレに行きたくなりますが、午後6時を過ぎると、元の場所には戻れません。女性の方は、なるべくその日は水分を控え、それでも不安な方は、紙おむつをご用意ください。また、ポケットの中には、食べ物を入れておくことも、必要です。そんなにしてまでも、という方には、54丁目や、58丁目に、特設スクリーンが設置されていますので、そちらをご覧になるのが良いかもしれません。さて、時間は、大晦日の午後11時59分、ワン・タイムズスクウェアビルの屋上から、七色に輝きながら、ボールが静かに落下し始めると、いよいよ、カウントダウンが始まります。地響きのように、響き渡る人々の声、ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン。打ち上がる花火に降り注ぐ紙吹雪、タイムズスクウェアが、新年の喜びに溢れる瞬間、誰もが互いに抱き合い、恋人たちは、熱いキスを交わしています。
♪ AFTER THE MORNING JOHN HICKS
サウンドグラフティ MICHAEL JACKSON No.4
♪ THE GIRL IS MINE PAUL McCARTNEY & MICHAEL JACKSON
♪ THIS IS IT
♪ BEST OF JOY MICHAEL JACKSON
♪ THE SOUND OF WATER METHENY MEHLDAU QUARTET
ヨーロッパの新年を飾るのは、ウィーン・フィルの、ニューイヤーコンサート。毎年、1月1日の正午、楽友協会の、黄金のホールで演奏される、この軽快なワルツの調べは、まさに、新しい年の幕開けに相応しい、明るい響きに満ち溢れています。72年前に始まる、この伝統のコンサート、今では、ヨーロッパばかりでなく、世界40カ国以上で、テレビ中継されています。ニューイヤーコンサートのタクトを振るのは、指揮者にとって、最も名誉あることの一つ。2002年に、我が国の、小澤征爾さんが指揮したのを、思い出す方もおられるでしょう。ところで、この長い歴史を誇るコンサートには、様々なしきたりがあります。中でも有名なのは、アンコール。このコンサートでは、アンコールは、3曲行うことになっていますが、必ず2曲目に演奏されるのが、美しく青きドナウ。しかも演奏が始まると、すぐに拍手が沸き起こり、いったん、演奏が中断されます。そこで、指揮者が新年の挨拶をして、それから、再び最初から、演奏されることになっています。これは、毎年お約束のことなのですが、知らないと、ちょっと驚いてしまいます。また、このコンサートの模様は、すぐにレコーディングされて、1週間後に、CDが店頭に並ぶことでも有名でした。しかしながら、2年前からは、アイチューンズストアー(iTunesStore)が、さらに短い、5日後の、1月6日に、全曲をネット配信するようになっています。来年のニューイヤーコンサート、指揮をするのは、地元オーストリア人としては、史上6人目の、フランツ・ウェルザー=メスト。その素晴らしい演奏を、世界の数百万もの人が、待ち侘びています。
♪ ADAGIETTO FROM SYMPHONY NO.5 中島ノブユキ
ジェットストリーム 今年のフライトは 今宵で最後
新年のフライトは 来週月曜 1月3日から放送致します
皆様 寒い日が続いております
お体に気を付けて 良いお年をお迎えください