2017年7月3日(月)
JET STREAM JET STREAM JET STREAM JET STREAM
太陽が沈んでから もう 随分 時が流れました
昼間の騒音と 誇りに汚された時間が
すっかり 宇宙の果てしない暗黒の中へ吐き出され
今 私たちの周りを 音もなく流れている時間は
高度 一万メートルの空気のように フレッシュです
地球の自転によって 成層圏に起こる 壮大な大気の流れ
JET STREAM
その 神秘な永久運動さえ この 純粋な時間の流れの中では
夜の潮騒のように 私たちの身近に迫ってまいります
1967年 7月3日
夜の闇に向かって 一機のジェット機が飛び立ちました
音楽の定期便 JET STREAM です
それから50年の間 夜のしじまで
人々が喧騒から解き放たれ 心を休める時
JET STREAM は 音楽という翼で 遥か雲海を超え
地球の隅々まで 夢の旅へと誘ったのです
JET STREAM 50th Anniversary Special
JET STREAM
今宵は 記念すべき 50周年の 2時間スペシャルフライト
これから 時の流れを越えて 旅の軌跡を振り返りながら
明日へと繋がる 新たな夢の世界へ お連れしましょう
午前零時のナイトオンザプラネット
50年の月日の流れの中で 番組の案内役を務めたパーソナリティは 5人
私の レコードアルバムの時間がまいりました
五番街を行き交う車のラジオからの この同じ曲が聞こえているかもしれません
エアポートは 不思議な 場所ですね
いえ 何が不思議なのかと 言葉にするのはちょっと 難しいかもしれません
今週当機にご搭乗いただいているお客様は
小説家の ヤマダアユミ(?)さんです
煌めく星座の物語も聞こえてくる 夜のしじまの なんと 饒舌なことでしょう
私 大沢たかおが この度 夜間飛行のパイロットを務めることになりました
JET STREAM 50th Anniversary Special
夜間飛行のお供をいたしますパイロットは 私 大沢たかおです
東京オリンピックが開催された1964年
戦後 ようやく日本人が 観光目的に 海外に行くことが許されるようになります
その年の 4月8日
ここ 羽田空港から 初めてのハワイツアーが出発しました
旅行代金は 7泊9日で 1人 364,000円
現在の物価に換算すると 400万円にも達する 高額なものでした
それから3年後の 1967年 7月3日
東京 代々木富ヶ谷にあった 東海大学の 実用試験局 FM東海の電波塔から
JET STREAM の放送が始まります
♪ To You Sweetheart Aloha John K.Almedia Orchestra & Benny Rogers
ハワイの 挨拶言葉は 皆さんよくご存知の アローハ ですね
こんな言葉も 照れずに使ってみるのが 現地に解け込むコツ
いい旅をする要領の一つとも
あまり なれなれしく 傍若無人な態度はいただけません
現地の人に対する旅行者の心遣い 心配りの表現として使われており
現地の方も 素直に喜んでくれます
一人ひとりの心掛けが みんなの いい旅に繋がります
まだ庶民には 海外旅行のマナーすら知られていなかった時代
城達也さんの 優しい 洗練された語り口は
FM放送から流れ出る ハイファイサウンドとともに
ラジオに耳を傾ける人々に 遠い異国へ旅する夢を かきたてたのです
♪ The Theme From A Summer Place Percy Faith Orchestra
テムズ川 秋の風 鮮やかな夕暮れ時 あれはビック・ベンの鐘
ご覧 足は夕日を浴びて 薄紅色の体を横たえている
なんて男っぽい顔だろう
サングラスを外した娘の目に それはあまりに長く 読み切れない手紙みたいだ
♪ グリーンスリーヴス マントヴァーニ
1970年 実用試験局 FM東海は
郵政省認可の放送局 FM東京へと受け継がれて 日本に FM放送時代が到来
JET STREAM も 本格的な放送が始まります
当時 日本は 高度成長期の真っ只中
その年 大阪で 万国博覧会が開催
日本航空は 海外からやって来る観光客にも対応するように ボーイング747を就航
この 350人もの乗客を 一度に乗せることができる ジャンボ機の登場で
海外旅行も 夢から手が届く 身近なものになっていきます
マンハッタンの岩盤は 欲望の丈で伸び上がり
倒すは アフリカのジャングルに似てる
アーティストは証言する
朝まだき 人気ない大通りを???する 一頭のヒョウを見る
ジャズほど アメリカ的なものはありませんね
孤独なプレーヤーの 不思議な競演形式は
即興的な音の流れをぶつけ合い 編み上げ
生き生きとしたリズムと メロディの世界を作り出します
一見 無秩序に見える形式の中から
見事な調和の世界を生み出していくこの精神 まことに独創的です
ジャズのメッカニューヨークで ジャズクラブ巡りを始めたら
およそ際限がありません
来日するプレーヤーの多い昨今ですが やはり 本場で聞くのとは違いまして
ファンならば 一度は訪れてみたい ニューヨークではないでしょうか
♪ ドリーム・ジャーニー ボブ・ジェームス
1970年代 FM放送の登場によって 深夜族 と呼ばれる言葉が 生まれるようになります
深夜 ラジオのスイッチを入れ 受験勉強や 仕事に励む 若者たち
そんな深夜族にとって JET STREAM は 夜の闇の向こうに垣間見える 光溢れる明日への扉でもあったのです
そんなリスナーの一人が 今は亡き 手塚治虫さんでした
こんにちは 手塚治虫です…以下省略
遠い地平線が消えて 深々とした夜の闇に心を休める時
遥か 雲海の上を 音もなく流れ去る気流は 絶え間ない 宇宙の営みを告げています
こんな ナレーションで始まります 夜間飛行の お供をしてまいりました
あっという間に 7年が経ちました 本当に早い物です
改めてご挨拶申し上げます
皆様の 夜間飛行の お供を致します パイロット役 城達也でございます
本日は ようこそ お出でくださいました
今 東京日比谷の 日生劇場に お越しの皆様
そして このステージから 生放送をお聴きの FM東京の リスナーの皆様
Caravelli Grand Orchestra on JET STREAM
早速 コンサートを進めてまいります
マイストロキャラベリ シルブプレイ
♪ Jet Stream~ロワールの星 Caravelli et son Grand Orchestra
1977年 JET STREAM が始まって 2,000回を迎えた この年
記念のコンサートが行われます
演奏したのは 当時 一世を風靡していた Caravelli Grand Orchestra
このオーケストラを指揮していた フランスの作曲家 Caravelli は
JET STREAM の世界に感動
この番組のエンディングテーマ曲 JET STREAM~ロワールの星 を提供してくれます
日本のラジオ番組のために 海外アーティストが作曲するのは 初めてのことでした
♪ 夜間飛行(ジェットストリームのテーマ) レイモン・ルフェーヴル・グランド・オーケストラ
1978年 新東京国際空港 現在の 成田国際空港が開港
日本の海外旅行者は 400万人を突破
もはや 海外旅行は 誰でもが行ける時代になります
その頃 JET STREAM の エンディングテーマ曲は
レイモン・ルフェーブルの 夜間飛行
当時 レイモン・ルフェーブルは ラブサウンズのシャルマンとも呼ばれました
この番組 JET STREAM が 多くの人々に 受け入れられる中で
日本に 新しい音楽の潮流 ラブサウンズが 大きな位置を占めるようになっていったのです
カフェの椅子が ようやく 歩道や広場に溢れ出る頃
まだ 肌寒い風に吹かれている パリの春
洗いざらしたテーブルクロスの裾に揺れている
建物の切れ目から パンピョンのドームが見える ラテン区の丘
寒空に凍えていた街路樹の頂を 一冬 友として過ごし
待ち兼ねた春には 旅立とうとしていた日
向かいの建物の 灰色の壁に射す薄日
突如 差し出された 窓辺のゼラニウムに
そこが 動かすことのできない 春の戸口になる
暗い 部屋の中で揺れていた婦人に
歩道の椅子で待ち焦がれる せつないばかりの春であった
♪ Yesterday Yes A Day Jane Birkin
1989年 11月 ベルリンの壁が崩壊
東ヨーロッパに沸き起こった 民主化の中に ソビエト連邦は解体
それまで民間航空機は シベリア上空を飛ぶことは 認められていませんでした
このため ヨーロッパ方面に向かうには 東南アジアを経由する 南回りか
アラスカのアンカレッジを経由する 北回りをとる方法しかなかったのです
しかしながら 長く続いた冷戦時代が終わり シベリア上空が解放されたことで
日本から ヨーロッパへの空の旅は 一気に身近なものになったのです
ロンドン パリ ローマへと ヨーロッパの街
日本からの観光客の姿が 目立つようになります
♪ 23:34 これからの人生 ミシェル・ルグラン・トリオ
愛されることに慣れて 老いを忘れた街か ローマ
コロッセオのアーチに記された落書き 日付入りの無数の頭文字は
彼女の受け取った恋文のほんの一部にすぎない
旅人の片思いに 微笑み続けて来た美徳は
2千年を生き抜いて なおも求愛の言葉を聞く用意がある
街に溢れた囚われ人の詩は 彼女の永遠の春の讃歌のようだ
1994年 12月30日 初代機長 城達也さんが
27年間 7,387回もの フライトを務めていた 操縦席を降り
JET STREAM は 新たな時代を迎えることになります
午前 零時
今日もまた 世界のどこかで 旅立つあなたのために 花々のつぼみが深呼吸を始める
木々たちは 心地良い木陰作りの準備を始める
そう あの街角や公園の 光や風に もう一度 会いたくて
旅立つために あなたは今 静かな興奮に包まれた 充実の時の予感の中にいる
JET STREAM
今 幻のエアポートが輝いています
ここは ??? JET STREAM
あなたの夢のフライトまでの??? ごゆっくりお過ごしください
1995年 1月 小野田栄一さんのナレーションで 新たに始まった JET STREAM
その年 ウィンドウズ95が発売
世界は パソコンと インターネットの時代を迎えます
日本の海外渡航者は 1,500万人を突破
誰もが 海外からの情報を 気軽に得られる時代になると
海外旅行に求めるものも 様変わりします
いや僕もね 今ちょっと話に出て来た ナパバレーの温泉 体験したことがあるんだよ
サンフランシスコから 車で 1時間半位の所にある ナパバレーの温泉とヘレナ
この辺りは もともと カリフォルニアでも一番古いリゾート地でね
ちょっと クラシカルなホテルとか 今流行りの ミッドセンチュリーな雰囲気のリゾートが
自然の中に 佇んでいるんだよ
で その泥温泉なんだけど 僕の行ったホテルでは 泥風呂に入る っていうよりは
マッド って呼ばれる 温泉の泥を こう 体中とか 顔中に塗ってもらってね
泥パック状態で リラクゼーションミュージックなんかを聴きながら
20分 から 30分 じっとりと 汗をかくっていうやつだったんだけど
これが気持ちいいんだよ
ただ 観光するのではなく 肌で感じ 実際に 味わう
体験や感覚を 大切にする時代に合わせた話が
JET STREAM で 語られるようになります
もうすぐ21世紀 ミレニアムという言葉が 世界中で交わされるようになった2000年
モルジブ 午後8時 遠浅の海に 小舟がゆっくりと動き出します
月明かりに導かれて 誰もいない小さな島へ ロマンチックな 小旅行です
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ラブサウンズ・オン・JET STREAM
当機は間もなく 離陸いたします
快適な空の旅を ごゆっくり お楽しみください
フライトアテンダントは 私 森田真奈美です
今週当機にご搭乗いただいているお客様は 小説家の ヤマダアユミさんです
昨日はバルセロナ行きの便で
スペインに惹かれているという ヤマダさんのお話を伺いましたが
今日は バリ デンパサールからの帰りの便です
世界中で日本人が活躍するようになった時代
オノ・ヨーコ 坂本龍一といった 多くのゲストたちに
世界中の国や都市をテーマに 森田真奈美さんと語り合っていただきました
♪ ナイト・アンド・デイ ロニー・ジョーダン
世界中のサッカーファンが 日本に注目した FIFA ワールドカップが開催された 2002年
朝靄に霞むパリに 秋が深まっていきます
街角のパン屋さんから漂う 芳ばしい香りは いつに変わらないものだとしても
焼き立てのバゲットを持ち帰る娘さんの指先は
その温もりを心地良く 感じるようになっているでしょう
ブローニュの森の散歩道にも 落ち葉が降り積もって
頭上に燃え広がる紅葉を 励ますように
足元で カサコソと 乾いた音を立てています
パリの秋は 春よりも 明るいと 人は言います
それは 春の若葉よりも 公園や森で色付く木々が 華やいで見えるからでしょう
並木道に店開きしているキヨスクに立ち寄って あれこれ物色している人の頭上に
ポトン と 落ちてくるものがあります マロニエの実です
ハッ としたお客さんと 店の主人の目が合って
互いに微笑み交わし 何も口に出さなくても
そんなことが起こる季節になりましたねー と言っているのです
日本人には馴染みの少ない マロニエの実は 見事な???そのものです
あまりに美味しそうだし 公園に 惜し気もなく落ちているので
山ほど拾って帰って煮てみたが 食べられたものではなかった という話もあります
そう マロニエの 英語名は ホースチェストナット 馬の首
イギリス人の 残念な思いが込められているようです
初代機長の 城達也さんのテイストを復活させて
伊武雅刀さんが 40代目のパーソナリティとして 操縦席に就き
JET STREAM は オリジナルのスタイルに戻ったのです
♪ 23:54Comme Au Premier Jour 溝口肇
拝啓 城達也様
あなたがコックピットで見ていたのは こんな世界だったのでしょうか
午前零時のナイトオンザプラネット
この青い星 地球に住む 67億もの人々が織り成す時の流れを
旅という心で綴る 音楽の定期便 JET STREAM
私 大沢たかおが この度 夜間飛行のパイロットを務めることになりました
これから先輩たち同様
皆様を 新たな出会い 夢ある世界へ お連れしたいと思っております
どうぞよろしくお願いいたします
こうして 2009年の4月 私がこのJET STREAM の操縦席に就いたのです
今 50年の年月を経て JET STREAM は 新たな時代へと飛び立とうとしています
この JET STREAM が始まって半世紀
ジェット機の発達 インターネットの普及によって
世界の国々との距離は 確実に狭まっています
しかしながら 果たして 心と心の距離は より密接なものになっているのでしょうか
旅することで繋がる心
人と人との出会いの向こうに 新たな世界が広がっているはずです
ジェット機の窓から見える 高度一万メートルの世界
そこにあるのは どこまでも広がる青い空と 時折浮かぶ白い雲
そしてこの地球という星の純粋な時の流れ
光と闇に分かれた その 時の流れの向こうには
季節も 国も 言葉さえも違う 新たな世界が 待ち受けています
2017年 7月3日 午後 11時59分 東京 半蔵門の天候は 曇り 気温28度
間もなく 午前零時
お聞きいただいている リスナーの皆様 すべてに感謝して
JET STREAM 新たな旅の 始まりです
JET STREAM JET STREAM JET STREAM JET STREAM JET STREAM
遠い地平線が消えて 深々とした夜の闇に心を休める時
遥か雲海の上を 音もなく流れ去る気流は たゆみない 宇宙の営みを告げています
満天の星を頂く 果てしない光の海を 豊かに流れ行く風に 心を開けば
煌めく星座の物語も聞こえてくる 夜のしじまの 何と饒舌なことでしょう
光と影の境に消えていった 遥かな地平線も 瞼に浮かんでまいります
午前零時のナイトオンザプラネット
月曜から金曜までの深夜におおくりしております この番組 JET STREAM
今宵は 51年目の 初フライト
ここ 半蔵門の 東京FMのスタジオイリスに
音に秀でた楽士たちに集まっていただき 生演奏 生放送で おおくりします
フライトゥザフューチャー
今夜 未来へのフライトへ登場する楽士たちは
50周年を飾る オープニングテーマ ミスター・ロンリーを演奏している
ヴァイオリニストの 古澤 巌さん
世界中を旅し 様々な音楽に出会っている
ジャズ・ギターリストの 小沼ようすけさん
国境を越え 新しい音楽を創作している
コンポーザーの 関口シンゴさん
また
キーボーリストの BIGYUKIさんには
ニューヨークのスタジオから 参加していただきます
夜間飛行のパイロットを務めるのは 私 大沢たかおです
JET STREAM 50th Anniversary Special
JAL SEIKO がおおくりします
CM
時を刻みながら 音もなく回り続ける 私たちの星 地球
それぞれの場所 様々な思いで 奏でられる音楽は
旅を通して 心と心が結び付くように 多くの人々の心を 一つにしてくれます
今 地球を巡ると パリは 7月3日の 午後5時を少し過ぎた頃 天候は晴れ 気温は24度
パリジャンや パリジェンヌは
今週の土曜から始まる セーヌ川を砂浜に変える パリプラージュを
待ち兼ねていることでしょう
そんなパリジャンや パリジェンヌたちが憧れるのが イタリアの アマルフィー
紺碧の空と 断崖絶壁が織り成す 地中海を望む 海岸線を夢見ながら
きっと こんな音楽を 思い浮かべていることでしょう
♪ ニュー・シネマ・パラダイス(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 古澤巌
♪ シェルブールの雨傘(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 古澤巌
旅をすることは 自分にとって 最も自由になれる 大切な時間だ
人は それぞれ顔が違うように 自分の持っている 時間が 違う
旅を通して気が付くのは その違いが持つ 素晴らしさと 儚さ
タイム・アフター・タイム
時がどんなに過ぎ去っても 思い出という小さな時の欠片は
心の奥に秘めたスーツケースに 詰め込まれている
タイム・アフター・タイム いつでも いつでも
そのスーツケースは 開けられるのを待っている
どんなに時が 過ぎたとしても
♪ タイム・アフター・タイム(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 関口シンゴ
♪ ブリリアント(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 関口シンゴ
♪ JOHN CONNOR(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) BIGYUKI
ニューヨークで サブウェイに乗って ヨークストリートで降りることにしましょう
今ニューヨークは 7月3日の 午前11時半近く 天気は曇り 気温は 28度
ニューヨーカーたちにとって気掛かりなのは 今夜より 明日の夜の天気
明日は 独立記念日
アメリカでは 各地で花火大会が開かれます
ニューヨークといえば メイシーズの花火大会
毎年 ハドソンリバーで上がるか イーストリバーで上がるかで
子供たちは一喜一憂しますが
今年も昨年同様 イーストリバーから上がるので
ブルックリンブリッジパークは たくさんの見物客で 賑わうことでしょう
♪ Mr.Lonely(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) BIGYUKI
CM
フレンチクォーターに 賑やかな グラスの音が響き渡る
ニューオリンズの 伝統的な葬列 セカンド・ライン
重々しい葬儀の音楽が ファースト・ラインだが
グラスが奏でるジャズの中
魂が 天国に昇ったことを祝うのが セカンド・ラインだ
グラスが ジャズを奏でながら街を行くと
誰もがジャズに合わせて踊り ハンカチを振り 色とりどりの傘を広げて パレードに続く
アフリカ系アメリカ人の喜びと悲しみ
これを 独特なリズムと 哀愁に満ちたメロディで綴る それが ジャズだ
人生の喜びと 悲しみに彩られた ジャズ
そのジャズが レコーディングされて 今年でちょうど 100年だという
♪ 懐かしのニューオリンズ(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 小沼ようすけ
♪ Flyway(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 小沼ようすけ
小沼ようすけさんの演奏でした
50周年を終え 新たなフライトに相応しい 素晴らしい演奏でした
そして 小沼さんと 関口さんには
51年目の 初フライトを飾るに相応しい この曲を演奏していただきましょう
目に鮮やかな緑の木立 匂い立つ 赤いバラ
そのすべてが 僕とあなたのためにある
そう思うだけで なんてこの世界は素晴らしんだろう
ホワット・ア・ワンダフル・ワールド
♪ WHAT A WONDERFUL WORLD(JET STREAM 50th Anniversary Special Live)
小沼ようすけ&関口シンゴ
JET STREAM 50th Anniversary Special
JAL SEIKO がおおくりしました
さて 生放送でおおくりしてまいりました 今夜のスペシャルフライト
如何だったでしょうか
この番組 JET STREAM が 夜のしじまに翼を広げて 50年
これまで どれほど多くの方々に支えられて この翼は飛び続けてきたことでしょう
耳を 傾け続けてくださった リスナーの皆様に 心から お礼を申し上げます
午前零時のナイトオンザプラネット 旅することで繋がる 心と心
これからも この番組を通して 皆様とともに
心と心を繋げる旅に 出掛けることにしましょう
JET STREAM 新たな未来へ向けてのフライトは
只今演奏している 古澤巌さんの ミスター・ロンリーで お別れします
夜間飛行の ジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ 次第に 星の瞬きと 区別がつかなくなります
おおくりしております この音楽が
美しく あなたの夢に 溶け込んでいきますように
高度一万メートルの風にのせておおくりする 大空の間奏曲 JET STREAM
お相手は 大沢たかおでした
♪ Mr.Lonely(JET STREAM 50th Anniversary Special Live) 古澤巌