Room☆P

☆☆☆☆☆

クレーシュ・サントン/コッチャンチョンゴル

2010年12月04日 00時53分28秒 | JET STREAM

 2010年12月3日(金)     提供 / JAL

♪ HAPPY  細野晴臣

♪ SLEEPING BEAUTY  KARMA

Provancesanton1  明日、12月4日は、聖バルバラの日。キリストの信仰を捨てずに、処刑された貴族の娘、バルバラを祝福する日です。この日の雪を、白い衣のバルバラと呼び、雪が多いと、来年は、豊作になると信じられています。雪がほとんど降らない、南フランスのプロバンス地方では、ミストラルと呼ばれる、冷たい風が吹きます。このミストラルが吹く頃になると、プロバンス地方では、サントンと呼ばれる、小さな人形を売る露店を、街で見掛けるようになります。サントンとは、プロバンスの言葉で、小さな聖人という意味。3センチから、8センチほどの小さな、土を焼いた人形です。聖バルバラの日、プロバンス地方の家庭では、このサントンを使って、家の中に、クリスマスの飾り付けをします。この、クレーシュ・サントンと呼ばれる、飾り付けは、イエスが生まれた、クリスマスの日を再現したもの。馬小屋の中に、キリスト、聖母マリア、養父ヨセフ等の人形で、生誕シーンを作り、周囲に、農夫や、漁師、羊飼い等の人形を飾り、昔のプロバンスを再現します。人形は、それぞれの家に伝わる、古い物から、新たに買い足した物まで様々。日本の、お雛様の風習に、少し似ています。子供の成長と、家族の幸せを願う、この、クレーシュ・サントンを飾るのは、来年の2月2日まで。素朴で、あたたかな、プロバンスのクリスマスは、こうして始まるのです。 

♪ A TEMPO  GONTITI

♪ THE FIRST NOEL  GEORGE HOWARD

サウンドグラフティ                CORINNE BAILEY RAE No.3 

  ♪ BUTTERFLY

  ♪ ENCHANTMENT

  ♪ I WANNA BE YOUR LOVER

♪ SUNSET  TRYEZZ

03_9  最近、日本でも、若者たちの間で人気のホルモン。韓国では、コッチャンと呼びます。このコッチャン、日本と同じように、炭火で焼くのが、一般的な食べ方。コッチャンには、牛と豚の、2種類ありますが、値段が、豚に比べ、牛の方が3倍ほどしますので、豚の方が、庶民派です。ソウルの中央市場近くにある、有名な、ワンシムニコッチャン通りでは、美味しい豚のコッチャンを食べさせてくれます。さて、このコッチャン、これから寒くなると、今度は、コッチャンチョンゴル、ホルモン鍋のシーズンです。この、コッチャンチョンゴル、ホルモンを、すき焼き風に煮込んだ、鍋料理。鍋の中で、脂肪分を出来るだけ取った、牛の小腸や、豚の胃を、タデギと呼ばれる、ペースト状の調味料で煮込みます。このタデギ、真っ赤な色をしているので、辛そうに見えますが、甘味の強いみそのダシで、すき焼き風に感じるのは、この為です。ホルモンを、タデギで少し煮込んだ後、臭みを取る為、ゴマの葉や、セリ、それに、キノコや、ネギ等を加えれば、出来上がり。どれだけ煮込むか、気になるところですが、心配御無用、コッチャンチョンゴルを食べるお店では、調度良い頃を、お店の人が教えてくれます。少し甘めの、コッチャンチョンゴル、最後のお楽しみは、鍋に残ったダシに、ご飯を入れて作る、焼き飯。熱々の焼き飯を食べると、もう体はぽかぽか。これから、寒さが厳しくなる、ソウルには、うってつけのホルモン鍋、コッチャンチョンゴルです。 

♪ 8:22  小栗栖憲英