2010年4月29日(木)
♪ Stardust Jaki Byrad
♪ Strawberry Fields Forever The Hollyridge Strings
4月30日の夜は、パルプルギスの夜。ドイツの北部にある、ブロッケン山に、今宵、ヨーロッパ中の魔女たちが集まり、酒の宴を開くという、伝説があります。これは、ゲーテのファウストにも出てくるお話なので、ご存知の方もいることでしょう。この伝説の山、ブロッケン山、高い山に登って、背後から太陽が射し込むと、見る者の影の周りに、虹のような、光の輪ができることを、ブロッケン現象といいますが、これはこの山で、最初に観測されたことから、この名があります。このブロッケン山、麓の、ベルニゲローデという駅から山頂まで、コトコトと、蒸気機関車に揺られながら、片道2時間ほど掛けて登ります。実はこの山、ドイツが統一する前、旧東ドイツ領だった時代は、国家秘密警察の、レーダー施設があった為、一般の人は、足を踏み入れることすら許されませんでした。今も山頂に、その名残を残す、レーダー施設が、博物館になっています。残念ながら、このブロッケン山、せっかく登ったところで、山頂からの眺めは、ほとんど望めません。何故なら、この山頂、年間300日は、霧。僕が行った時も、霧、また霧。山頂にあるという、魔女の祭壇まで行くにも、足元が見えず、怖いほどでした。山頂からの眺めは望めなくても、これだけの霧は、なかなか味わえないと、妙に納得したことを、今でも思い出します。もしかすると、あの時、霧の中で、魔女たちが笑っていたのかもしれません。
♪ 夢 チェコスロバキア国立フィルハーモニー管弦楽団
サウンドグラフティ JOHN MAYER No.4
♪ GOOD LOVE IS ON THE WAY
♪ BACK TO YOU
♪ SAY
♪ ANGELINA HERB ALPERT
よく、肉料理には赤ワイン、魚料理には白ワインと言います。このワインと料理を、組み合わせて楽しむことを、マリアージュと言います。このマリアージュ、そもそもフランス語で、結婚という意味。どちらも相性が合わなければいけないという事なのでしょう。ところで、あなたは、魚料理には白ワインと言いますが、和食の魚料理を食べた時、ちょっと、生臭く感じた事がありませんか。それについて、日本のある研究機関で、科学的な分析をしたところ、やはり、白ワインと和食の魚料理、すべてではありませんが、相性が合わない物がある事が分かりました。その原因、どうも、油。と言いますのは、魚料理を、生臭く感じるのは、ワインの中に含まれる、鉄分が原因。鉄分の多い赤ワインが、魚料理に合わないのは、この為です。しかしながら、白ワインにも、少ないですが、鉄分が含まれています。それでも何故、魚料理が生臭くないかというと、西洋料理には、オリーブオイルや、バターをたっぷり使うからだそうです。油には、生臭さを消す効果があるからです。和食はあまり油を使わないので、白ワインに含まれている、少ない鉄分でも、生臭さを感じてしまうという訳です。つまり、ワインと和食には、あまり相性が良くない物もあるようで、和食には、やはり鉄分が全く入っていない、日本酒の方が、良いということでしょうか。
♪ 風を感じて 中西俊博