うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

6回終了(追記あり)

2006-05-16 15:37:34 | 野球
インボイス、4回と5回に2点ずつとって9-7と、再び試合をひっくり返しました。写真は、浦和名物・至近距離ブルペン。左が田中良平、右が新人の川崎雄介です。

※追記

3回は抑えた三島ですが4回につかまりまして、佐藤友亮に一発を浴びたあと、ランナーをためたところで川井貴志に交替。余談ですが、ウチのPCで「かわいたかし」を変換すると「乾いた菓子」と出るのは、製菓会社のロッテの選手らしくていいような悪いような…?川井も貴重な左腕としてこんな所にいる場合じゃないんですが、よりによって左打者の貝塚に同点タイムリーを浴びてしまい、7-7。5回には高山にライトスタンドへ運ばれて(2ラン)7-9。ダメだこりゃ。6回表からピッチャーは、ブルペンで投げていた田中(良)に替わりました。サイドハンドから豪速球をビシバシ投げる本格派です。弱気なところがあって、ブルペンで良くても試合のマウンドに立つとビビるクセがあるらしいのですが、この日は8回表途中まで投げて計5奪三振。いいですよ、彼。
インボイスはというと、大乱調の山岸は3回いっぱいで降板し、4回から出てきたのは杉山春樹。1980年生まれ、松坂世代のピッチャーです(2004年入団)。一言で言うと「まとまってるけどねぇ…」。結果的には3イニング無失点という上々の内容でしたが、一軍に上がるためには直球なり変化球なりコントロールなり、何か強烈なアピールポイントが欲しいところですね。
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3回終了(追記あり)

2006-05-16 14:30:31 | 野球
インボイスが2回表に2点を加えたものの、ロッテはその裏に1点、3回裏には代田のソロ、塀内のグランドスラムで5点を奪って大逆転。ちなみにロッテの得点は全部ホームラン!

※追記

木興は2回に入っても立ち直る気配はなく、1死満塁のピンチを迎えたところで三島輝史にマウンドを譲ります。三島は投げ方もタイプも、ヤクルト五十嵐亮太にそっくりですが、球威はまだまだ本家に遠く及びません(爆)。いきなり後藤(武)に押し出しをやらかし、さらに貝塚政秀に犠牲フライを打たれて5-1。インボイスのリードは大きく広がりました。
しかし、インボイスの山岸も立ち直る気配ナシ。2回に竹原直隆が左中間へ放り込むと、3回には先述の通り、代田建紀がライトへソロ、塀内久雄が左中間へグランドスラムを放って逆転!ここから試合はさらにもつれ始めるのでした。
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1回終了(追記あり)

2006-05-16 13:36:04 | 野球
写真は、ロッテ先発の木興(きこう)拓哉。インボイス先発の山岸穣ともどもイマイチの出だしで、インボイス3-1ロッテ。

※追記

雨の中でコンディションは最悪と言っても良かったんですが、それにしても立ち上がりからひどすぎた両投手。木興は豊富な変化球とキレで勝負するタイプですが、その肝心なキレがなく初回から火だるま!高山久後藤武敏の連続タイムリー二塁打に加え、高波文一にもタイムリーを食らってあっという間に3失点であります。一方の山岸も球威が全然なく、2番・林孝哉にレフトポール際に運ばれてしまいました。
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雨天だけど…

2006-05-16 13:10:16 | 野球
埼玉県でお仕事ついでに、浦和球場のロッテ二軍-インボイス(西武二軍)の試合を観ることに…結構降っててブルペンにはシートがかかってますが、試合はやってます…!
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ガダルカナル・タカは、自宅の「井口」(本名)という表札にいたずら書きされ、「丼男」にされてしまった。

2006-05-15 23:33:16 | 雑記
ネタ探しにネットをウロウロしていると、また妙な占いを発見!

「丼占い」

…え?ど、丼?何でも占いにすりゃエエってもんでもなかろうが(笑)…。ま、とりあえずやってみようじゃないの。

あなたはうな丼です。

あら。ずいぶん高級な品が出たじゃないの。でも、解説を読まなきゃ素直には喜べないよ。

★うな丼さんは精力絶倫。元気もりもり。ところが意外に怠け者なので、仕事にはあまり気合いが入りません。その分、遊びに全力投球します。周囲の人を楽しませることに長けています。一緒に酒を飲むと楽しいので、よく宴会に誘われます。異性からも好かれやすいタイプです。

エ!?絶倫!?いやいやいやいや、それはない(笑)。でも、その他は大方当たってるかも。でも、異性から好かれやすいタイプというのは…はてさてふむー…(滝汗)。

★努力がきらいで、なるようになるさと非常に楽観的にのんべんだらりと暮らしています。決断力もないのですが、こだわりもないので、どのような結果になっても後悔することがありません。

うぐぅ…これも結構鋭いとこ突きやがる!でも、冷静に文章で読むと自分がダメ人間だということがわかって悲しくなる…orz

★仕事ではさしたる成果をあげることはなくても、人柄の良さだけで部長クラスまでは出世します。

これもなんか複雑だなぁ。まぁ確かに立身出世欲はないけども。

★非常にくねくねとした軟弱なイメージを持たれやすいのですが、実は結構骨っぽいところがあります。まれに厳しい家庭に育った場合、性格に丸さがなくなり、重箱の隅をつつくような神経質な性格になってしまうことがあります。

確かに、軟弱ですが骨っぽい部分あります。厳しい家庭じゃないけど、重箱の隅をつつくような神経質な性格に育ちましたが何か?

★他者の目をあまり意識しないので、時には突飛な行動に出ることがあります。勝ち目のない選挙に立候補して借金を作るのがこのタイプです。

これは違うな。臆病者なので勝ち目のない戦いには絶対出ませんから。でもたまに突飛な行動に出ることはあります、アホだから(爆)。

★家族は大事にしますし、精力が強いわりには浮気も少ないですが、その分、大家族になりやすいです。

友人・なが氏に「うえぽんは結婚したら絶対子だくさんになるだろう」と予言されたことがあります。その前に結婚出来るかどうか…。

★金運は普通ですが、物事に動じない性格のおかげで、ギャンブルは結構強い方です。そして財布が空でもそれを苦痛にせず、なんとかなるさと笑っていられます。

ギャンブル弱いっちゅうの!それに財布が空になったら私ゃ死ぬね(笑)。守銭奴のうえぽんと呼ばれてます(嘘)。

★大企業のサラリーマンとして、お気楽に生きていくのが向いていますが、自然の中で、自給自足の生活をするのもいとおかしです。

うつ持ちなのでお気楽に暮らせれば確かに理想的ですね。いっそこの占いの通り自給自足にするべぇか。

 食運:■■■■■■■■□□
健康運:■■■■■■□□□□
恋愛運:■■■■■■■■□□


こんなにいいのか(笑)。その割に現実は…orz

バカにしてた割には当たってる部分が結構あってビックリしました(笑)。丼恐るべし!
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旧友再会月間@「偶然もここまでくるともはや運命!?」

2006-05-14 17:06:46 | 表へ出ろ
※今日、薬屋に行ったらオッサンの客が店員に「鼠径(そけい)部に発疹(ほっしん)と発赤(ほっせき)が…」なんて難しい表現で説明していたが、アルバイトらしい店員のおねえさんポカーン。「股の付け根にブツブツが出て赤みもある」って素直に言えばいいじゃん(笑)!

この話は全く本題とは関係なく、ただ書きたかっただけ(笑)。本題に行きます。


久々に近所の床屋に出かけた。本当は昨日行くつもりが天気が悪かったので今日に延ばしたのである。バッサリやってもらって気分もスッキリ。家の前まで戻ってきたのだが、何か物足りない気分になって、どこかへ行こうと思案した結果、母校の中学校への通学路を歩くことにしたのである。
昔は異様なほどに遠く思った通学路が、やたら短く感じる。風景もところどころ様変わりし、年月が経ったことを痛感させられた。眼科医院がなくなっている。看護学校の寮が建設会社の寮になっている。オートテニス練習場が立体駐車場になっている。同級生の家が何軒かなくなっている。正直、中学校時代は私の中では黒歴史の部類に入るのだが(爆)、やっぱり寂しいのぉ。
で、もうすぐ中学校に着く…というところの信号で、犬の散歩をしているオジサマと目が合った。あれ?どこかで見たことあるような…?
「あれ~、うえぽんくんじゃない!」
友人・Oくんのお父さんだったのである。何たる偶然!Oくんは小・中学校の同級生で、毎日のよう遊んでいた仲であり、お父さんにもすごくよくしてもらっていた。Oくんのお父さんは私の祖父と同じ大学の出で、父の母校(高校)で数学の教員をしているという不思議な縁もある。ちなみに、お母さんも元音楽の教員ならば、おじいさんも元校長という教員一家で、Oくん本人も現在静岡県の高校で社会科の教員をしている。
「いや~、すごい偶然だねぇ~!」というわけで、一緒におしゃべりしながら歩いたのだが、どうも引っかかることがあった。「Oくんのお父さんてこんなに小さかったっけな…?」ああ、私が大きくなったのか。何せ、約15年ぶりの再会である。当時の私は小さくてガリガリだった。小学校6年の時の身長が確か144センチである。当時と今じゃ、見る角度が全然違うのだ。通学路が短く感じたのも、体が大きくなったからだったのだ。
ちなみに、中学の3年間で背は25センチ伸びた。高校の3年間に+1センチでめでたく170センチの大台到達。10年ほど前の小学校のクラス会で女子に「うえぽん大きくなったねぇ…!」と、親戚のおばちゃんみたいにしみじみと驚かれたっけね(笑)。

Oくんのお父さんと西小山駅のそばで別れたあと、武蔵小山まで足を伸ばそうかと思っていたら、家からケータイに着信があって「帰りに胃薬買ってきて~!」とのこと。そういうことならもう帰ろうと思い、薬を買って今来た道を引き返した。で、今度は小学校の方を回って帰ろうと思い、途中で道を曲がった。途中、同級生・Aくんの実家であるクリーニング屋の前を通ると、また、どこかで見たことがあるような顔が…?
「あれ~、うえぽんじゃない!」
なんとAくん本人が店の前にいたのだ。何たる偶然!顔がそっくりな子供と一緒に自転車に乗って、これから去ろうというところだった。彼とも約15年ぶりの再会であるが、お互いビックリである。一体どうなってるんだ今日は!

昨日無理矢理床屋に行ってたら、二人との再会はなかったはずだ。ケータイの着信に気付かなければ、そのまま武蔵小山に行ってしまってAくんとの再会もなかったはずだ。偶然ってすごいなぁ不思議だなぁ。

最近ミクシィで友人3人(高校のクラスメイト2人、大学のゼミ仲間1人)と立て続けに遭遇し、「何だこりゃ、今月はネットで旧友再会月間かいな!?」と思っていたら、現実世界でも再会の連発とはねぇ!

※写真は母校の中学校。左上にある校章はひまわりである。
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宴もたけなわではございますが、この辺でお開きとさせていただきます…三角締めで、クェー(違)!

2006-05-13 23:07:09 | 雑記
最近は全く機会がないけれど、大勢でワイワイやる飲み会が好きである。元来極度な人見知りでアンキャッチー(非社交的)が故に、交友関係もあまり広いほうではない私だが、ホントは寂しがり屋なので(爆)友達を増やしたいのである。酔った勢いを借りて、普段話す機会の少ない人と話したりしてね。
それともう一つ好きなのは、飲み会の締めである。大勢の飲み会ではだいたい最後に手締めをやりますよね。あれがなぜか昔から好きで好きで、特に三本締めが大好きなのだ。自分でもよくわからないのだが、あれをやると胸が高鳴るんだなぁ。締めなんだからそこでテンション一番上げてもしょうがないのだが。ちなみに、この前の野球観戦の時も、試合終了後に応援団が三本締めをやった時が一番気分が盛り上がった(爆)。

最初の会社にいた時も何度か飲み会の席があったが、締めは会社名に引っかけて「関東一本締め」(「よ~おっ、パン!」いわゆる手拍子一発。「一丁締め」とも言う)だった。なんか物足りなかった。確か次の会社の時も関東一本締めだったような気がする。
江戸っ子は気が短いから手拍子一発だけで終わらせちゃえ…という発想で関東一本締めが生まれた…という説があるのだが、気が短いからはしょるなんてとんでもない!三本締めには深い深い意味があるのだ。
三本締めのリズムを思い出して頂きたい。

♪シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャン、シャン!

三拍を三回重ねて、最後に一拍入れてますよね。これは「三×三=九」、そこにもう一点加えて漢字の「丸」を表しているのだそうだ。すなわち行事などが滞りなく無事に終わった時の「おかげさまで全て丸く収まりました。協力してくれた皆さんありがとう!」という、主催者(責任者)の感謝の気持ちを表す行為なのである。ちなみに、最初の掛け声「ぃよーっ!」には「祝う」という意味が込められているので、そこもおろそかにしてはいけませんよ。

だから、本来の意味から考えたら関東一本締めははっきり言って邪道だと思うのだが、別に目くじら立てて噛み付くようなことでもないので、それで締めるという時は「物足りねぇ~!」と内心思いつつも素直に従ってますけどね(笑)。

※タイトルの三角締めとは、格闘技の関節技の一種です。
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♪松井~、痛い~、手首ポッキリ!…シャレてる場合じゃないよ…orz

2006-05-12 20:58:13 | 野球
松井秀、左手首骨折 1768試合でストップ (共同通信) - goo ニュース

テレビで見たが、レフトフライを捕球しようとしてグラブが芝に引っかかって、左手首が一瞬あり得ない方向にひん曲がった。そりゃ折れるよね。痛いよね。


うえぽん一族で骨折経験のある人間は母だけである。数年前、自由が丘駅の階段を転げ落ちて左足首を亀裂骨折したのだ。完全骨折ではなかったが、「あんなに痛い経験はお産を除いて後にも先にもない」と母は語る。痛みとともに、足首から先全体が紫色に変色して、それはそれは不気味だったそうだ。「ヒビ(亀裂骨折)であれだけ痛かったんだから、完全骨折だったらどれだけ痛いんだろうね」

私は、自分が骨折したことがない代わりにひどい骨折の現場に居合わせてしまったことがある。中3の、高校受験直前の時期だった。中学校の体育の授業でサッカーをやっていた時のことだ。敵味方入り乱れてわらわらしているうちに、気が付くと私の背後でクラスメイトのKくんが手首を押さえて倒れ込んでいた。どうも誰かに足を引っかけられて倒され手首を強打したらしい。Kくんは黙ってずーっとうずくまったまま。本当に痛い時、人間は声も出せないのだ。体育教諭(担任だった)がすぐさま駆け寄り、患部にタオルをかぶせて保健室に連れて行った光景を覚えている。なぜタオルをかぶせたかというと、骨が表皮を突き破る開放骨折(=複雑骨折)だったからだ。腕には橈骨(とうこつ)・尺骨(しゃくこつ)と言う二本の骨があるが、両方とも折れていたという。私は患部は直接見ていないが、尋常ではない光景に真っ青になった。Kくんは救急車で運ばれていったのだが、最初に行くはずだった某大学病院が満杯で断られ、少し離れた別の病院に担ぎ込まれてそのまま入院と相成った。

後日の体育の時間、担任が「おいうえぽん、今日はやめとけ。オマエは加減を知らないから、ケガされちゃかなわん」と言ってきて、私もそう思ったので見学にしてもらった(爆)。受験目前だってのにケガ人が多発したんじゃ教師としての責任問題にも関わるしねー。
結局、Kくんは病院から直接高校受験に行くという非常事態に見舞われたのだが、無事に合格し、その後骨折も完治した。何よりである。


さて、松井。手首というのはバッティングにおいてすごく重要な箇所なので骨折の具合が心配なのだが、しっかり治して元気に帰って来ーい!
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プロ野球観戦記2006「地底対決」

2006-05-11 19:35:54 | 野球
横浜で所用を終えたあと、「運が良ければ石井琢朗の2000本安打を目撃出来るかも…」と、急遽横浜スタジアムへと足を向けた私。



写真は、スタジアムそばの天ぷらや「天吉」。サザンオールスターズ原由子の実家である。

そんなことはどうでも良くて、横浜楽天である。セ・パ両リーグのドベ対決だ。昨年は横浜が6戦全勝と圧倒的な結果を残したが、今年はわからない。なにせ楽天の新監督は、ヤクルト時代にイヤというほどいじめられたノムさんだ。「なんかヘンなコトしてこないだろうなぁ…」ドキドキしながら試合開始となった。

横浜の先発は新人の高宮和也。初めて生で見たのだが、思っていたよりゆったり投げるタイプだ。イメージとしてはチームメイトの土肥義弘に近いものがある(ただし、土肥よりも直球の比率が圧倒的に高い)。直球のスピードは140キロ前後ながら、打者の手元で伸びるようで、差し込まれるようなゴロが多かった。

楽天先発の山村宏樹は、前回の登板(5月3日の対オリックス戦)では7回を1失点に抑えて勝ち投手。その好調を維持出来ているようで、多彩な変化球を上手く使い、上下左右に散らして的を絞らせない。4回まで被安打1のほぼ完璧なピッチングである。

試合が動いたのは5回表。簡単に2死を取った高宮だったが、球が高めに抜けはじめていた。8番・藤井彰人がライトの頭上を破る二塁打を放つと、続く9番・投手の山村がフルカウントからレフトへ痛烈にはじき返して先制のタイムリーヒット。さらに代打・飯田哲也がセンター前ヒットでつなぐと、この日大当たりの2番・高須洋介が藤井と同じような打球の二塁打で2点を追加。3-0と楽天がリードを広げた。しかし、もう一押し!というところで高須がなぜか二塁から飛び出してしまい牽制死。もったいない!これが後々の流れに響くこととなる。

高宮は試合を壊さない程度の制球力はあるが、基本的には荒れ球の投手なので、どうしてもムダ球が増えて中盤以降にへばる傾向があるようだ。あと、変化球は一通りあるのだが(カーブ・スライダー・チェンジアップ・フォーク)、カーブ以外はイマイチ弱いようで決め球に使えていないのがツライ!結果、ピンチを迎えるとピッチングが単調になって連打を食らっちゃうんだなぁ。今後の課題である。

さて、高須のミスで助けられた横浜はその裏、山村に襲いかかる。山村も、直前にランナーとしてかなり走った疲れがあったかも知れない。先頭打者の5番・村田修一が、内角の甘いシュートを右中間に高々とぶち込む12号ソロ。続く6番・内川聖一もセンターへ痛烈な当たりの二塁打。さらに7番・吉村裕基が二遊間をしぶとくゴロで破るタイムリーヒットで2-3と1点差に迫った。この回は追いつけなかったが、琢朗にこの試合初ヒットが出て通算1998本。

6回から横浜は、本来のローテーションならこの日の先発と思われた門倉健がマウンドへ。これがまぁひどいもんで、2イニング投げたのだがよく無失点で済んだものだと。代わりっぱな、3番・礒部公一への初球をいきなりライト前に運ばれ、1死後に5番・リック・ショートに三塁線を抜かれ(二塁打)、1死2・3塁!6番・山下勝充はピッチャーゴロに抑えたが、続く代打・憲史には散々粘られた挙げ句に根負けしてフォアボールで2死満塁。ヲイヲイヲイヲイ!8番・藤井に対してやっといいボールが行くようになり、最後は外角いっぱいの直球で見逃し三振に仕留めたが、ファンの胃はキリキリと痛んだ。

門倉が今年良くないのは、やっぱり直球が悪いからだ。何が原因かはわからないが、スピードもキレもコントロールも…要するに全てダメ。もともと球種が少ないから(スライダー・フォーク。今年からシュートも時折投げるようになったが)、1つダメだと全部に与える影響が余計に大きいのである。それに、ピッチングの基本は何と言っても直球。それがダメだったら変化球の威力も半減だし…結果は見えてるよねぇ。今回は楽天の選手層の薄さと巡り合わせの良さに助けられたようなものである。2イニング無失点でやっと防御率9.47か…orz

さて、横浜の攻撃の方は6回裏、先頭打者の3番・金城龍彦がレフト線へ技ありの二塁打を放つと、続く4番・佐伯貴弘がジャンプしたショートが差し出したグラブのわずか上をライナーで抜くセンター前タイムリーヒットでついに3-3の同点となった。ここで山村は無念の降板、投手は小倉恒に交代。

そして8回裏、この回先頭の1番・琢朗がレフト線へ二塁打(通算1999本目)を放ち、続く代打・小池正晃がキッチリとバントで送って1死3塁。勝ち越しの大チャンスで迎えるはクリーンアップ!と、ここで楽天ベンチは3番・金城敬遠の指示。我々ライトスタンドはブーイングを送りながらも、「まぁ、金城と佐伯を天秤にかけりゃあ、佐伯勝負だわなぁ」と半ば納得顔。ところが、楽天バッテリーは佐伯が打席に立ってもキャッチャー藤井が立ったまま。え?え??えええええ?????佐伯も敬遠!?これはもう訳がわからない。ライトスタンド大混乱。満塁で村田勝負だと!?ノムさん正気か!?
まぁ、今冷静に考えたら、わからんでもない。なにせこのクリーンアップ、全員得点圏打率が3割を超えている(5月10日現在で、金城.379、佐伯.342、村田.500)。だったら誰に投げても同じようなものだし打たれて元々。全ての塁を埋めてゲッツーをより取りやすくした方が得策だ。ノムさんはあくまで正気だったのである。
小倉は初球に、ゴロが出やすい外寄り低めへのスライダーを持ってきた。打ち気に逸った村田はまんまと引っかかり、サードゴロ!しかし、誤算だったのは村田が思いきり叩きつけるように打ったためにバウンドが高かったこと。一塁アウトが精一杯で、4-3と横浜勝ち越し。

9回表、横浜はクローザーのマーク・クルーンが登場で逃げきりかと思われたが、今季のクルーンはスピード自体は昨年と変わらないが、キレが足りない。スタンドから見ていてもはっきりわかった。2死2・3塁のピンチを招くと、ラッキーパーソンの2番・高須がこの日3打点目となるセンターへの同点タイムリーで4-4。なおも2死1・3塁で3番・礒部の当たりも痛烈なセンター前ヒットかと思われたが、金城が懸命に走り込んで最後は拝み捕りでピンチ脱出。死ぬかと思った!

頼みのクルーンは打たれてしまったのだが、横浜ファンは「これでもう一度琢朗に打席が回るかも知れないぞ。2000本安打達成が見られるかも!」という期待を抱きはじめていたのも事実である。果たして、延長11回裏。1死から、6番・内川、7番・吉村、8番・相川亮二の3連打で満塁。打席には代打・鶴岡一成
ファンの複雑な感情が渦巻く。

「できればツルちゃんでとっとと決めて欲しい!でも、ツルちゃんがダメでも(ゲッツー以外なら)琢朗に回るんだよなぁ。サヨナラで2000本安打達成!それもオイシイよなぁ」

ツルちゃん、空気読んで三振(爆)。

2死満塁で琢朗登場!本来なら、鳴り物入りの応援は22時以降は禁止なのだが、この時ばかりは応援団もたまらず鳴り物解禁である(あとで怒られたりしなかったかな)。いよいよスタジアムのボルテージは最高潮だ!楽天の投手は、谷中真二からベテラン左腕の河本育之に交替。河本がベテランならではの技で攻めれば、琢朗も必死で食らいつく。カウントはいよいよ2-3、次が勝負の一球!河本の左腕から、渾身のストレートが投じられた…!!!!

次の瞬間、琢朗は小さくガッツポーズをすると、さっさかと一塁ベースに向かって早足で歩き出した。三塁ランナーの内川が満面の笑みでバンザイしながらホームへと走り寄る。スタンドは、一瞬何が起こったのかわからずフリーズした。

押し出しフォアボール。

河本のストレートは、外角高めにわずかに外れてしまったのだった。どわぁ~!喜んでいいのかわからず、歓声とため息が入り交じるスタンド。こんなの長いことファンやってて初めてだよ。途中まですごく面白かったドラマの最終回がとんでもない不条理な結末だったようなもんだわね。まぁでも、琢朗がこのボール球にヘタに手を出して凡退してたら、横浜は中継ぎが不安定なだけに次の回はわからなかったからなぁ。勝ったからまぁいいか。でもなんか煮えきらねぇ~(笑)!



ヒーローインタビューの琢朗さん。持ち前のユーモアたっぷりトークで笑わせてました。最後の球は「手が出なかった」そうです。謝ってましたがもういいってことよ。勝ったんだから!



スタンド前までやってきて声援に応える琢朗さん。

※今日の試合の第1打席でセンター前にはじき返し、
2000本安打達成!!
おめでとう~!!
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試合終了!

2006-05-10 22:48:43 | 野球
勝つには勝ったんです。サヨナラの殊勲は、2000本安打リーチの琢朗さんだったんです。ただ、そのオチってのがね…押し出しフォアボール(爆)。同じ点取られるならヒット打たせろよ河本のバカー!こんな欲求不満なサヨナラ勝ちってのは長いこと野球観てて初めてですわ(笑)!
詳しい戦評は明日にでも。
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