うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

房総横断二人旅Part3

2007-04-13 21:44:30 | 表へ出ろ
(昨日からの続き)

駅の前で、タクシーをつかまえたおじさんから「温泉行くんだろ?一緒に乗って行こうよ」と誘われた我々は、そのご厚意に甘えさせていただいたのであった。温泉までは1メーター(660円)。我々と別れたおじさんは、真ん前にある「出世観音」方面へと去っていったのだが、我々は、あのおじさんは一体何者なんだろうかと話し合った。「我々と一緒で、世間に疲れた人なんだろうか」とか「仕事サボって来ちゃったんじゃないか」とか、互いにさまざまな説を並べたのだが、当然、結論は出なかった。

目的とする場所は、先ほどカワリ氏がパンフレットで見つけ出した旅館「嵯峨和」(冒頭の写真)である。日帰り温泉付の昼食というサービスがあるのだ。嵯峨和に着いた時はまだ10時半だったのだが(昼食プランは本来11時からだった)、温泉の準備は既にできているというので、少々早かったが入らせてもらった。
この温泉は黒褐色のとろりとしたお湯(いわゆる黒湯)で、泉名はナトリウム炭酸水素塩泉である。効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ・くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、火傷、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病。嵯峨和のHPによれば、特に美肌効果があるとか…我々には美肌はあまり関係ない気もするが(笑)。
客は我々二人だけ。誰にも気兼ねなく、ゆったりと全身を伸ばして温泉に浸かる気持ち良さは格別である。お湯も熱すぎず、温すぎず、ちょうど良い加減だ。実はカワリ氏、前日は一睡もしないで来てしまったそうで、
「あ~、ダメだ。気持ち良すぎる…寝ちゃう…」
と言い残し、膝から下だけを温泉に浸からせ、仰向けにひっくり返ったまま、本当にしばらく寝入ってしまった。自宅の風呂で眠ってしまうという話は結構聞くが、温泉で眠ったというのは聞いたことがない。

昼食をとってしばらくくつろぎ、これからのプランを練る。ここから歩いて直接上総中野駅まで出るか、それとも養老渓谷駅に引き返して、小湊鉄道線で上総中野駅まで出るか。一番の問題は、上総中野駅から乗るいすみ鉄道線は本数が少なく、午後2時発の列車を逃すと、次の列車まで約2時間半待ちになることだった。歩いていたのでは、上総中野駅に2時までに着けるかどうか怪しい。結局、養老渓谷駅まで引き返すことにしたのだが、先ほどおじさんが去っていった出世観音が気になり、立ち寄っている間に、列車の発車時間ギリギリになってしまい、駅まで走る羽目になった。列車には間に合ったものの、せっかく温泉ですっきりさっぱりしたというのに、汗をかいてしまって帳消しだ。がっかり。



※こちらの写真は、養老渓谷駅と温泉の間にある、崖下に掘られた謎の穴。中を覗いたが、人気はない。誰が何のために掘ったのだろうか。奥を調べたら白骨死体とか出てきそうでイヤだな((((((((;゜Д゜))))))))ガクガクブルブル
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする