うえぽんの「たぬき鍋」

日々のつれづれ、野球ネタ、バカ話など、何でもありの闇鍋的世界?

房総横断二人旅Part2

2007-04-12 20:38:21 | 表へ出ろ
(昨日からの続き)

五井駅からは、小湊鉄道に乗り換えだ。小湊鉄道は、五井駅から上総中野駅までの39.1キロを結ぶローカル線である。非電化・単線で近代化されてないため、東京から比較的近距離でありながら、駅舎や車両などに古くからの雰囲気が残されており、ドラマやCMの撮影によく使われる。



ここからは、青春18きっぷは適用外なので、小湊鉄道線のホームにあるきっぷ売り場で、五井駅~(小湊鉄道線)~上総中野駅~(いすみ鉄道)~大原駅間で使える「房総半島横断乗車券」(1600円)を購入する。
今回の房総横断は、どこで途中下車するかとか、どこの観光地に立ち寄るかなどは全く決めていなかったのだが、カワリ氏が時刻表やパンフレットを見ながら「養老渓谷駅で降りて、温泉に行こう」と提案してきた。断る理由もないので即決定!まさに風の吹くまま気の向くまま、旅行ってのはこれぐらいお気楽アバウトなのが一番いいね。遠距離の旅行だと、なかなかそうもいかないのだが。

乗り換えの時に、売店で缶ビールを買ってあった。車内で飲もうという算段だ。
「平日の昼間っからビールなんか飲んで、我々はダメ人間だのぅ」
と互いに笑い、乾杯。さっきまで満員電車に揺られていたのが嘘のように、まったりした世界である。車窓に映るのは豊かな自然。高層マンションなど皆無だから、空が広い。いいねぇ~。

しばらくすると、我々の隣りに座っていた中年のおじさんが、
「キミたち、ビール飲んでるけどつまみはないの?これ食べなよ」
と言って、サラミをくれた。ありがたい。こういうやりとりもまた、旅行の面白さだろう。
そうこうしている内に、列車は養老渓谷駅に到着した。と、ここで冒頭の写真の猫。駅員のおばちゃんによると、
「野良猫なんだけど、お客さんがみんな構うから、すっかり人なつっこくなってね~」
だそうな。カワリ氏とともにしばらくかわいがってから駅の外に出ると、さっきのおじさんが、既につかまえてあるタクシーの前で立っていた。
「温泉行くんだろ?一緒に乗って行こうよ」

(明日に続く)

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