シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

諸国一宮巡拝ー59.隠岐国・水若酢神社

2013-02-17 08:22:44 | 旅行
 松江の宿を出て境港から高速船に乗り隠岐の島へ。1時間も走ってやっと島が見えてきた、隠岐の島は幾つかの島が集まっているが上陸するのは島後の西郷港、13時15分に着いた。
 西郷港ではチャーターした観光タクシーに乗り、最初は西郷港から近い玉若酢命(たまわかすのみこと)神社、隠岐の総社とされているが一宮ではない。更に隠岐国分寺跡や牛突き場(闘牛場)を見た後、いよいよ目的の隠岐国一宮・水若酢神社に着いたら団体さんが先着していた。
 境内は広くはないが落ち着いた雰囲気、社殿は簡素だが、拝殿の奥に一段と高い本殿は重要文化財で隠岐造り。主祭神は水若酢命(みずわかすのみこと)、創建の由緒は未詳だが、社伝によると仁徳天皇の時代の創建と伝えられているから古い。
 水若酢神社社の横に古い洋館がある、明治時代の隠岐郡役所を移築したもので隠岐郷土館になっている。中に展示されているのは生活用品が主だが、洋館の横に丸木舟が置かれていた。昭和50年代にこの丸木舟で本土と隠岐を実験航海をして3日をかけて成功したとの事。この後は運転手さんに任せて景勝地をまわった、この日は隠岐泊り。


西郷港


水若酢神社入口


参道


神門へ


神門


拝殿


奥に本殿


本殿屋根の飾り


丸木舟


隠岐の名勝・ローソク岩

諸国一宮巡拝ー58.出雲国・出雲大社

2013-02-16 08:23:38 | 旅行
 出雲では大社の隣りにある古代出雲歴史博物館に先に入る。巨大神殿の模型や大量の弥生時代の青銅器が展示されていたが、出雲大社境内から平成12年に発見された「宇豆柱(うづばしら)」が目を引いた。
歴史博物館を見た後、正門鳥居から境内に入る。その先は松の並木に挟まれた参道が長く続き、祓橋を過ぎると松並木もより密集してくる。社務所の前には注連縄で区切られた敷地があり、その横には因幡の白兎を助ける大国主命が立っていた。
更に進むと、大国主命が幸魂奇魂を拝戴する場面が再現されていた。
 銅鳥居まで来ると大きな社殿が見えてきたが、これは平成の大遷宮に伴う御仮殿、その背後の本殿はすっぽりとシートで覆われていた。
 御仮殿の後に廻ると本来の社殿の門に当たる八足門があり、その前の床に宇豆柱出土の位置を示す丸印が描かれていた。二礼四拍一礼の参拝後、境内を西の門から出ると川を渡ったところに大きな建物、これは神楽殿、その大広間は270畳敷き。またここに掛かる注連縄(しめなわ)は長さ13メートル、重さ5トンの巨大なもの。ここからは「日沈の宮」とも言われ素盞嗚尊(すさのおのみこと)終焉の地とされている日御碕神社に寄り松江のホテルへ。


入口


参道


松並木


因幡の白兎を助ける大国主命


幸魂奇魂を拝戴


境内


御仮殿


八足門


神楽殿


日御碕神社

諸国一宮巡拝ー57.石見国・物部神社

2013-02-15 08:29:39 | 旅行
 米子に飛んで足立美術館を見て玉造温泉に泊まり、いよいよ明日は隠岐へと思っていたら、台風の余波で船が欠航の連絡が入り、急遽予定を入れ替えた。2日目は先ず石見国一宮・物部神社へ。玉造温泉を出て国道9号線を西に1時間半走った大田市で山側に4キロほど入ったところに物部神社があった。
 物部神社は仏教受容をめぐって蘇我氏と争った事で知られている古代日本の物部氏に由来する神社で、物部氏初代の宇摩志麻遅命を主祭神としている。境内も広く、山を背負った社殿は大きく立派で、拝殿は昭和13年(1938年)の建立だが、本殿は宝暦3年(1753年)に再建され、安政3年(1856年)に改築されたもので、出雲大社の本殿に次ぐ大きな本殿と言う、様式は春日造の変形。手水鉢には幾つかの勾玉が彫られ、全部の勾玉に触れると金運が授かると言う。参拝終えて出雲に戻る。


物部神社入口


大鳥居


境内


狛犬と鶴


手水鉢


社殿


拝殿内部


奥に本殿


ご神木


玉造温泉にて

諸国一宮巡拝ー56.長門国・住吉神社

2013-02-14 07:55:31 | 旅行
 旅の最後は、かんぽの宿湯田に泊まって下関へ。新下関駅からタクシーで長門国一宮・住吉神社へ直行。一の鳥居から入って参道を進み、小さな太鼓橋を渡ると石段の上に立派な楼門が聳えていた。この神社の由緒は古く、神宮皇后が住吉の荒魂を祀ったのが始まりとされる。
 楼門から入ると正面に拝殿、その後には5連棟の本殿が左右に長く伸びている。国宝の本殿には主祭神の住吉大神の他には、応神天皇・武内宿彌命・神功皇后・建御名方命が祀られている。社殿の右奥には武内宿禰のお手植の大楠が聳えていた。ここからは待たせたタクシーで高杉晋作ゆかりの功山寺へ。


住吉神社の大鳥居


入口には


参道


楼門


社殿


拝殿の扁額


奥に本殿


本殿は5連棟


武内宿禰のお手植の大楠


功山寺の高杉晋作像

諸国一宮巡拝ー55.周防国・玉祖神社

2013-02-13 08:16:30 | 旅行
 奈良大阪を経て、新神戸駅前のホテルに泊った翌朝、新幹線で新山口まで行き在来線に乗り換えて防府駅へ。駅を出ると意外に寒くて雲行きがおかしい、タクシーで周防国一宮・玉祖神社へ直行。玉祖は正式にはタマノオヤと読むが地元でもタマソと読んでしまうとの事。お昼時だったが境内に人はいない。
 玉祖神社の由緒は古い、景行天皇が宝剣を奉納したとされる。御祭神は三種の神器の一つ八坂瓊曲玉を造られた玉祖命(たまのおやのみこと)。参拝済んで雨が降り出した、待たせたタクシーで毛利氏博物館へ。


新神戸駅前のホテルの朝


玉祖神社入口


お庭


神門


社殿


拝殿正面


太鼓橋


奥に本殿


記念にぱちり


毛利氏庭園