シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

諸国一宮巡拝ー45.安芸国・厳島神社

2013-02-03 08:15:55 | 旅行
 この頃からは、はっきりと一宮をターゲットにした旅になってきました。山陽道は昔行ったところも多かったのですが、デジカメ持っての再訪です。先ず厳島神社から。新幹線で広島まで行き乗り換えて12時16分宮島口駅に着く、駅前にある明治34年創業の駅弁の名店”うえの”で”あなごめし弁当”を買ってから連絡船に乗る。
 宮島口から宮島へはJRの連絡船で僅か10分だが、朱塗りの大鳥居がだんだんと近づいてくる様子は実に楽しい。桟橋を出ると観光客も多いが鹿も多い。さてお昼とベンチに腰掛けて弁当の蓋を開いたら鹿が寄ってきて鼻ずらを寄せてくる、とても食べていられない。
 この日は潮が引いていて大鳥居のそばまで人が集まっていた、朱塗りの廻廊と檜皮葺の屋根が見えてきて”あー宮島に来たなあ”の気分。社殿に入ると王朝文化を偲ばせる朱塗りの廻廊は実に華やか、干潮で海面が無いのはちょっと残念。実は9年前に来た時は満潮で廻廊の床の上まで海水が上がっていた。
 廻廊の中央には御本社がある。ご祭神は宗像三女神(市杵島姫命、田心姫命、湍津姫命)で市杵島姫命は神仏習合時代に弁才天と習合しており、ここは江島神社(江の島)・宝厳寺(竹生島)とともに日本三弁天の一つとされている。御本社の前には国宝の高舞台があり、振り返ると五重塔が見えた。 廻廊の奥の出口から外に出ると砂地が長く伸びている、ここには鹿がいない。チャンスと思って弁当を食べ始めたら、背後からバサッときてアナゴが3切れ無くなっていた、トンビに油揚げを攫われるとはまさにこの事。
 高台に登ると多宝塔があり、そこからは厳島神社が一望できた。多宝塔を下りて盛りの紅葉谷をぶらぶら歩き、重要文化財の五重塔へ。帰りは土産物屋が並ぶ参道を抜けて連絡船に乗り、この日の宿の福山に直行。


連絡船から


大鳥居


社殿入口


拝殿


高舞台


社殿


五重塔


弁天様の山門


高台から俯瞰


もみじ谷