シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

諸国一宮巡拝ー48.備前国・吉備津彦神社

2013-02-06 08:16:41 | 旅行
 実は備中国一宮から備前国一宮へは電車で一駅2キロくらいしか離れていない、全国で68ある一宮で歩いて次に行けるのはここしか無い。茶店で甘酒を飲んでオヤジさんに聞くと「ここから一本道20分」とのこと、リュックを背負ったまま歩いた。
 備中と備前を分けるのは吉備の中山、そこから流れる名の通り細い細谷川に架かる粗末な鉄板の橋を渡ると備前国に入った。秋の陽を浴びながらのんびり歩いてゆくと吉備津彦神社の鳥居が見えてきた、これが備前国一宮、ここでも桃太郎がシンボル。神社の前の大きな池を廻って正面の鳥居から入り、池の真ん中にある参道を進むと正面に神社があってその背後には吉備の中山が見える。随神門の両側には大きな石灯籠が聳えて、この安政の石灯籠は日本一と書かれている。
 拝殿正面に向うと社殿はかなり大きい、勿論ご祭神は吉備津彦命。横に廻ってみると拝殿・祭文殿・渡殿・本殿と連なり見事。ただ昭和5年に焼失し昭和11年に再建されたと書かれている、昭和11年は私の生まれた年なのでよけい親しみが湧いた。ここからは近くの備前一宮駅まで歩いて吉備線で岡山に戻った。しかしこの日の宿は和歌山、新幹線から阪和線を乗り継いでホテルに着いたのは7時過ぎだった。


吉備の中山


吉備津彦神社入口


参道脇の池


境内


神門


安政の石灯籠


拝殿


奥に本殿


摂社


備前一宮駅