ここのところ異常な寒さが続いたのだが強烈な寒さを呼ぶ怪獣と
いえば先日扱ったウルトラセブンに登場する凍結怪獣ガンダー以外
では、ウルトラQに登場した冷凍怪獣ペギラで南極に生息し口から
零下130度の冷凍光線を発射するというもの。
この怪獣が現れると周囲を極低温に氷結させてしまうわけで、
南極から北極に移動する時に東京に立ち寄ったため夏にも拘わら
ず極寒地獄になるという描写があった。
ちなみにペギラが発射する冷凍光線は零下130度だったのがガン
ダーになると零下140度になり、帰ってきたウルトラマンに登場
するバルダック星人が口から発射する冷凍ガスは零下234度と
更にパワーアップしているのだ。
もっともバルダック星人は240年に1度接近する自らの星の仲間を
迎え入れるために破壊活動をするのだが、それまでは山奥に隠れ
住んでいた事から雪男と噂されていたわけで姿形は雪男とは似て
も似つかわない。
続くEPで今度は雪女怪獣スノーゴンが登場し帰ってきたウルトラ
マンに冷凍ガスを浴びせて凍結させただけでなく、バラバラに解体
してしまうという凄いインパクトを与えた。
ところがエースではスノーギランやアイスロンにフブギララ、
レオではブリザードなどが登場するものの今一つインパクトを残
せないまま。
そして昭和ウルトラの最後を飾る怪獣として登場したのが80の
最終回に登場したマーゴドンで惑星全体の熱を吸収して氷の星に
変えるという宇宙怪獣だったが、80と戦う前にUGMの作戦で発射
する冷凍液を浴びせた直後に巨大鉄球を直撃し粉砕されるわけで
80ではなく防衛チームのUGMから倒された事になっている。
というわけで冷凍光線や冷凍ガスを発射する怪獣はガンダー
以降あまり大したインパクトを残さずに倒された感が強い。
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バルゴンが歩くと、次々と停電していくシーンや、戦車隊の攻撃を川を挟んで凍結させるシーンでは、ご丁寧にも、戦車隊だけでなく、その間にある川も凍りついていく演出は、他のガメラファンに指摘されるまで、気づきませんでした。
あっさり凍らせる、ガメラのシーンで、凍結したガメラを角の先で、バンバン叩くところも勝ち誇っているようで印象強いです。
あと、冷凍怪獣のくせに、なぜニューギニア生まれなのか、という問いかけには、
「本来寒冷地に棲息する生物として、進化の途中なので、身体を冷やすために、冷凍光線を身につけた」
と解釈しています。
私も確かにバルゴンの冷凍液こそが冷凍怪獣の武器の中で最強と思います。
やはり映画は違うなと実感するものですが、人工降雨作戦で使えなくなったというのは残念ですね。
あれが使えていればガメラとのリターンマッチでも勝敗は分からなかったかもしれません。