ロンドン五輪競技14日目：レスリング＆ボクシング、ここに来て格闘技が元気

劣勢で問われた真価＝村田、劇的逆転で金に王手―ボクシング〔五輪・ハイライト〕 コラム?-?goo ロンドン五輪特集

　今日からレスリング・フリースタイルが始まりメダル候補の55㌔級の湯元進一
が登場。

　同時にメキシコ五輪以来のメダルが確定したボクシングの清水聡と村田諒太が
更にいい色のメダルを目指すSファイナルが行われる。

　更に陸上競技では前回の北京で銅メダルに輝いた400ｍリレーの予選が
始まり山県・江里口・高平・飯塚の新しいメンバーで予選突破に挑む。

　そして男子サッカーは韓国との3位決定戦に臨むのだが今回のチームはニ世
代続いてU19アジア選手権のQファイナルで韓国に屈してU20W杯出場を逃す
という因縁の相手だけに しっかりリベンジしてメキシコ五輪以来の銅メダル獲得
を目指す。

　レスリングの男子フリーは74㌔級の高谷惣亮は初戦で11世界選手権銅メダ
リスト・アゼルバイジャンのアリエフに2Pとも0－1で取られて初戦敗退。

　55㌔級の湯元進一は初戦で韓国の金真撤に1Pを奪われ2Pもリードされな
がら逆転勝ちするとQファイナルではアルメニアのジャブリンに2－0の判定
勝ちでSファイナルに進出、グルジアのキンチェガシャビリ相手に1Pは落とし
たが2Pにアンクルホールドを決めて取っただけでなく足を痛めつけたため
最終Pは有利と思われたものの先制ポイントを奪われて追いすがったが逃げ
切りを許し3位決定戦に回る。

　3位決定戦ではブルガリアのベリコフ相手に先制し追いつかれたが相手が
自ら場外に出たという事で1Pを取る事に成功すると2Pにタックルを決めて
2－0で勝ちフリー最初のメダルを獲得した。

　一方ボクシングはバンタム級の清水はイギリスのキャンベルに手数で上回
られて判定負けで銅メダルが確定したのに対し、ミドル級の村田は得意の
3Rに一方的に攻めまくり相手の警告も引き出して2Rまで3ポイントのビハ
インドを逆転して13－12で勝ち64東京五輪の桜井孝雄以来のファイナル
進出を決めた。

　男子サッカーは90分にわたって56％とボールは支配したものの38分と
57分にロングボールからのカウンターから失点し、攻めては韓国DFの執拗
なチェックに決定機を阻まれて0－2で敗れ4位に終わった。

　今回の日本のスタイルは膨大な運動量を背景にしているので中2日の
過酷な日程では終盤に厳しいものがあるので3日前のメキシコ戦と同じ展開
になってしまった感は拭えない。

　男子400ｍリレーは大外の9番スタートから山県が素晴らしいスタートを切る
とバトンパスのミスもなく日本記録まで、04差に迫る好記録でトリニダード
トバコとの争いを制して2着でゴールし全体4番目のタイムで明日のファイナル
進出を果たした。

　ちなみに女子400ｍリレーではアメリカチームが40,82の世界新記録を
マークして金メダルを獲得した。