高校野球・春の地区大会は

 高校野球では春の地区大会が新型コロナウイルスの影響で中止に
なった東北以外は開催されており、これまでに関東・東海・四国に
九州の4地区の優勝校が決まり明日は近畿で明後日は北海道で決勝
が行われる。

 各地区大会は秋の場合は翌年の選抜大会の参考資料になるため特
にベスト8からベスト4が重要視されるのに対し春の場合は出場校に
よって温度差があるのが事実で、真剣に勝ちに行くチームと選手層
を厚くするべく経験を積ませる舞台という位置付けのチームなど多
岐にわたる。

 しかも最も早く開催する九州に対し、中国と北信越は6月に入って
からというのだから1ヶ月程のタイムラグができてしまっている。

 さらに九州のように春の選抜出場校は無条件で出場できる地区も
あれば、近畿のように8校で行う地区もあるなど地域によって規模
がまちまちなのも特徴だ。

 ここで問題になるのが先述した‘真剣に勝ちに行くチームと経験を
積ませる舞台という位置付けで臨むチームがあるため、地区王者が
そのまま強いとは限らないという事になっている。

 ちなみに福岡では以前5月下旬にNHK旗という夏の大会前最後の
大会が行われていたのだが、この大会で優勝し夏の甲子園に出場し
たのは98年の東福岡しかないという事から‘NHK旗で優勝すると夏
の甲子園はダメ&というジンクスが続いていた。

 これは5月末に強いという事は大阪桐蔭のような強豪でない限り、
ここらあたりがチームのピークになってしまうケースが多々あるわ
けでNHK旗で優勝しているだけにライバル校から研究されてしまう
という弊害?もある。

 だから来週から始まる中国地区などは6月の半ばに優勝を決めた
チームは夏の大会の時期にはペースダウンしているのではないか
と思ったりするから、優勝したからといって夏の大本命という位
置付けにするのは危険ではないか。

 やはり一部の常連校以外は甲子園で勝ち進むには上手くピーク
を夏の甲子園に合わせる必要があるし、目先の試合を常に勝ちに
いけばいいというものではないという事になると思うのだ。

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