ウルトラマンネクサスEP33に登場するビーストはメガフラシ
で、意外な事に初めてビーストがウルトラマンと市街地で戦うと
いう形になる。
ネクサスは低予算を逆手に取ってウルトラマンとビーストや闇の
巨人との戦いは人が見る事ができない位相空間のメタフィールドを
展開し、ビーストを引きずり込んで戦うという設定になっており巨
大ヒーロー作品の見どころである市街地での戦闘シーンは1つ前の
EP32までの33ほどのエピソードでは描かれる事はなかった。
一方で作品設定でも登場するビーストは高い知能を持つ生命体の
恐怖心を餌にしているという事から4年前に新宿でビースト・ザ・
ワンと、ウルトラマン・ネクストの戦いは目撃者達が来訪者達の手
によって記憶を消去されていたためTLTによって隕石が落下した
新宿大災害という形に改ざんされていたのだ。
その後ビーストの出現は関東周辺部など市街地の外れに限定され
ていたのでナイトレーダーが出動して殲滅するか、ウルトラマンが
ビーストをメタフィールドに引きずり込んで倒すというパターンが
主流になっておりビーストなどの目撃者は記憶を消去する部隊・メ
モリーポリスが記憶処理しビーストが暴れた現場の修復作業はホワ
イトスイーパーが担当するという徹底ぶり。
そういう意味で最も市街地での戦いに近かったのは温泉街に登場
したゴルゴレム編ぐらいで、後は山奥など人気のない場所が多かっ
たのも事実。
ただしメタフィールドはデュナミストの体力を異常に消耗させる
もので変身する千樹憐の体力が衰えてきた事もあり、EXエピソー
ドのバグバズンプルード編を最後にメタフィールドを展開しなくな
る。
そういう意味で市街地での戦闘が始まるのは、時間の問題だった
のかもしれない。