そろそろ大関が優勝しないと・・・・

 

 7月7日に始まった今年の大相撲名古屋場所は、5日目を終えて
白鵬と鶴竜の両横綱が好調で5つの白星を並べており本来なら盛り
上がるはずだが個人的には閉塞感が漂っている。

 というのも豪栄道と高安の両大関は早々と黒星が付いており先場
所2桁白星を挙げ1場所で大関に復帰した栃ノ心に至っては初日から
5連敗を喫する低迷ぶりで、優勝経験のある御嶽海と玉鷲の両関脇も
玉鷲が黒星続きと両横綱に比べて明暗を分けている。

 先場所優勝し前頭筆頭に昇進した朝乃山は初日に豪栄道に勝った
ものの上位相手に3連敗と、やはり初日から上位陣と対戦する前頭
筆頭という地位は厳しいものがあるようだ。

 最近の成績を見ていると横綱が優勝できない場所は先場所の朝乃
山をはじめ貴景勝や玉鷲に御嶽海ら大関ではない力士達の優勝が目
に付く一方で、大関陣は最初の5日間に1つか2つ負けるケースが
目立っており基本的に取りこぼさない横綱との差が既に出てきてい
るのが実情だ。

 白鵬が34歳で鶴竜が33歳と両横綱が高齢化しているので角界
活性化のためにも新横綱が欲しいところだが両横綱と同年代の豪
栄道はまだしも、高安も先述したように前半の5日間で1つか2つ
取りこぼして追いかける展開になってしまうのが恒例となってい
るため優勝ムードにならない。

 こういった事が毎場所続くのだから新横綱誕生の期待は薄れるし
稀勢の里のように、ようやく横綱に昇進したもののケガをして引退
に追い込まれるという悪夢のようなパターンだけは見たくないと思
うのだ。

 つまり新横綱誕生はいいが横綱に昇進したばかりに引退を早めて
しまうぐらいなら、大関のままで一場所でも長く勇姿を見たいと考
えるファンも多いだろう。

 両横綱だけでなく大関も高齢化している現状だからこそ、20代
前半の力士が上位に定着して欲しいと思うのだが果たしてそれが
いつになる事やら・・・と思うのだ。

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