恐竜戦車に ついて

 昨日レポしたウルトラセブン28話に登場したのが恐竜戦車。
 機械である戦車の上に生物である恐竜が乗っかっている、
珍しいキャラである。
 ULTRASEVEN CRAZY FAN BOOKのレポによれば、美術
監督の成田亨氏は‘戦車に乗っているモンスターを考えてという
円谷プロからのオーダーに、激怒を超越し あきらめの境地へ…'
とあるぐらい制作意欲を萎えさせるデザインだったそうだ。

 面白いのが先日来NHKのBS熱中夜話の人気キャラクター編で、
ウルトラセブン部門の6位に恐竜戦車が入っていた事。
 これについて‘納得がいかない’という意見と、‘ウルトラマンの
スーツアクターだったアマギ隊員が主役の話だったので私的に
印象深かったので登場キャラとして’という賛否両論の意見があった。

 そもそもセブンでは、敵対するのは侵略宇宙人。 だから登場する
怪獣は基本的に侵略宇宙人から操られている生物兵器という設定
である。
 だからメカと生物が融合したキャラは、当然のように考えられる。

 後に仮面ライダーではゲルショッカーが2つの生物を合成した怪人を
登場させた後、仮面ライダーV3では当初のデストロン怪人には生物と
機械などの合成させた怪人が登場する。
 ジャガー+ハサミのハサミジャガーやヘビ+マシンガンのマシンガン
スネークのようなヤツだ。
 恐竜戦車は、それのはしりになっている。

  もっとも恐竜戦車、けっこう強かった。
 セブンの左腕を轢いたり、目からの光線や戦車砲まで装備して尻尾の
打撃も強烈。
 セブンは額のビームランプが点滅していたので、エネルギー切れギリ
ギリまで追い詰められていたしスパイナーを爆発させなければ勝てたか
どうか分からない。
 演出も凝っていて、ウルトラマン対ゼットンやセブン対キングジョーの
ようにキャタピラ音のみでBGMなしの戦闘シーンが印象に残る。

  ちなみにこのEP、再放送でなかなか見る機会がなかった。
 それで当時まことしやかに流れていたデマが第1話登場説。
 再放送では放送順がグチャグチャだったし、再放送の第1話は意外に
見逃すケースが多い。
 放送リストも当時は分からなかったという事も手伝ってのデマだった
のだが、案外1話目に登場させても違和感がないキャラではあった。
 円盤内でちょっと顔を出したクール星人相手に、アイスラッガーで切断
して終わりというパターンよりもコチラのバトルの方が見ごたえはあった
だろう。  

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