2011夏の甲子園 第15日・ファイナル

日大三、投打に盤石V=2発13安打、吉永は完封―高校野球(時事通信) - goo ニュース

 いよいよファイナル。

 昨年春準優勝だったにも拘らず夏は予選で敗退し、今年の春も昨秋の神宮
大会王者として乗り込みながらベスト4敗退と実力がありながら甲子園の優勝が
ない日大三が最後のチャンスを生かすのか?

 それとも震災に遭った東北代表として光星学院が東北勢初の深紅の大優勝
旗を白河越えさせるのか?

 当然ながら日大三有利ではあるが昨日も1イニング前倒しでエースの吉永を
登板させた日大三が6試合目を迎えるのに対し、光星学院はベスト8以降こそ
エースの秋田が完投したものの最初の2試合を継投し5試合目というコンディ
ションの違いはあるだろう。

 光星学院にしてみれば後半勝負に持ち込みたいところ。

 光星学院 0-11 日大三

 1回裏に日大三は1アウトから連打が出て、2回に光星学院も4番が四球で歩き
バントで1アウト2塁のチャンスを作るものの後続を絶たれ0-0で試合は進む。

 日大三は3回に2アウトから死球とポテンヒットで1・2塁にすると5番がバック
スクリーンに打ち込んで あっさりと3点を先行。

 4回まで1安打に抑えられていた光星学院は5回に1アウトから6番がヒットで
出塁し7番が歩いて1・2塁として2アウト後9番がライト前に打ち返したのだが、
ライトからの好返球で2塁ランナーがホームでタッチアウト。

 その裏に日大三はヒットで出塁した2番がバント失敗で2封されたのに暴投で
2塁に進み4番のヒットで1・3塁から5番の2塁ゴロが併殺崩れとなって1点を
追加。
 これが効いた。

 7回に光星は5番が四球で出塁しバント失敗の後に2アウトから8番のヒットで
1・2塁とするものの9番が三振でチャンスを潰す。
 その裏に日大三は1番がヒットで出塁しバントで2進すると3番・4番の連続
2ベースと5番のタイムリーで3点を追加し7番の2ランでトドメを刺した。

 ターニングポイントは5回だろう。
 0-3から5回に2アウト1・2塁から9番のヒットでランナーがホームでアウトに
なった場面。
 
 実は昨年の選抜ファイナルで4回まで3-0とリードしながら興南から5回に
1点返され流れが変り、6回に4失点して逆転され その裏に追いついたものの
延長12回に5失点して敗れている。

 3点先行したものの前のイニングは併殺でチャンスを潰すなど不穏なムード
だっただけに1点入っていたら光星に流れが行った可能性がある。
 
 東の横綱と言われた日大三が日本文理・開星・智弁和歌山・習志野といった
強打を誇るチームと対戦するブロックに入り、しかも5日目という最も厳しい日程
を引いたにも拘らず全試合2桁安打を記録して優勝したのだから見事という他は
ない。

 本当に素晴らしい優勝だった。

  

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