上原正三、エースでのラストワーク

 今日OAされたウルトラマンエースの22話・復讐鬼ヤプールは人間体
のヤプールが宇宙仮面として現れTACの発電所に爆弾を仕掛けたり美川隊員
を利用して暗躍、更には彫刻家・坂井に化けて幼稚園で超獣ブラックサタンの
彫像を作り上げると それを巨大化させて暴れさせるなど なかなか見どころの
多いEPになっていた。

 そしてこのEPは帰ってきたウルトラマンのメインライターである上原正三の
エースでのラストワークになった。

 上原正三は帰ってきたウルトラマンでメインライターとして20話を担当した後
にエースでメインの市川森一をサポートし2クール目までに7話を担当している。

 ところが盟友の市川森一が1クールで降板したためか この22話を最後に降板し
3クール目からは参加してないだけでなく、次のタロウではキングトータス編の2話
分を担当したのを最後に昭和のウルトラからは離れてしまった。

 面白いのが上原-市川関係で上原正三がメインの帰ってきたウルトラマンで
市川森一はベムスター編から参加し、6話を担当してエース制作に移ったようなの
だが市川森一の帰ってきたウルトラマンでのラストワークが初の侵略宇宙人登場
となる天使と悪魔の間に・・・・。

 口の利けない少年に化けたぜラン星人が伊吹隊長の娘と仲良くなってテレ
パシーで郷秀樹を挑発し郷を周囲から孤立させ、持っている磁気マシーンと思える
機械でウルトラブレスレットを操りウルトラマンを絶体絶命に追い込むという内容だ。

 最後は郷が‘もし怪獣が現れてウルトラマンがピンチになった時には あの少年を
見つけてください’と頼んだのを気にかけた隊長が少年に化けた星人を射殺して
ウルトラマンを助ける。

 今回の復讐鬼ヤプールでは美川隊員がヤプールの化けた彫刻家・坂井から騙
されて彼の言う事を信じるのだが、暴れるブラックサタンを操っていた坂井を最後
は美川隊員が射殺してコントロールを失ったブラックサタンはエースから倒される
という結末は‘天使と悪魔の間に’とプロットが似ていると思うのだ。

 ちなみにタイトルを一見すると巨大ヤプール編の後と思ってしまう。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
« 明日は6度目の... 仮面ライダー... »
 
コメント
 
 
 
なんてったって富川夫(ハート) (柴田真紀)
2011-05-16 10:43:28
 彼の名演技が光ります。
 首からさげた地球儀みたいなペンダントは、おそらく自前で、『ファイヤーマン』『バロム1』でゲストした時も、つけてます。

「よーこそ!」
「ボクは、このチャンスを待っていたんだ」
 とか、台詞暗記している自分がコワイ(笑)。

 そーえば、彼も目が一重……。
 
 
 
なんとなく (こーじ)
2011-05-17 22:11:57
>柴田真紀様
 なんとなく久利虫太郎を髣髴させるキャラですね。

 あのペンダントは他の作品でも流用されたのですか、それは意外でした。

‘よーこそ、我が第4惑星へ’とは言いませんでしたね。
 脚本家は同じですけど。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。