テントの留め金具は朝練の必須アイテム

 今年もキックベース朝練の真っ只中だが管理する私にとって必須
アイテムなのがテントの留め金具である。

 ベースやボールを保管している体育倉庫にある代物だが練習開始
前にコレを使ってホームベース部分と、ピッチャープレートにバッ
ターボックスの線を引くわけだ。

 キックベースは投手がボールを転がすのだがホームベースがある
とベースで跳ねるためストライクゾーンのラインを引くだけだし、
ホームプレート部分を基準にピッチャープレートまで9mと1塁&
3塁ベースまで15mを目安で測りプレートラインを引いたりベー
スを置いたりする。

 私が手伝い始めた頃は夏休みのみだった事もありメジャーで正確
に測ってライン引きを使って線を引いていたのだが、本格的に担当
し始めた13年ぐらいからライン引きを止めたのだった。

 というのも雨が降ったら消えるし夕方は少年野球やサッカーが使
うため、下手に引くとややこしいというのがある。

 さらに現在では参加者も増えたため最低でもコートを3つ作って
行うのでライン引きを使って行うだけで時間を食うし、人手もいる
ため手描きにしたのだ。

 しかも我がチームのポリシーは我々が小学校の頃に友達と放課後
グランドに集まって野球をしていた遊びの延長で行う感覚だから、
当然ながら子供の頃はラインなど引かれてないしベースもないので
グローブや何らかの物をベース代わりにして遊んでいた。

 至れり尽くせりの環境から育ったチームは決して強くはないのだ
から、こういったアバウトな環境で練習する方が子供達も逞しくな
るので まともにラインが敷かれベースが設置された環境でプレーす
るのは試合の時のみで十分。

 ただしピッチャープレートやホームプレートが消えると、やりづ
らいのでテント留め金具を持ち歩いて線を引いているわけである。

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