イチロー代打で投ゴロ…メジャー3000安打へ残り10本のまま
MLBは今週末のカードを終えるとオールスターブレイクに入る
わけで、日本のメディアを中心に注目しているイチローのMLB通
算3千本安打も今日10日の時点で残り10本である。
ただしマイアミでのシンシナティ戦はイチローの出場機会は昨日
まで先発どころか代打でもなく、ようやく今日代打出場したものの
Pゴロで凡退しカウントダウンは残り10本で止まっているためOA
するNHKをはじめ日本のメディアは‘なぜイチローを使わない'と
不満げな報道が多い。
確かにイチローの成績はここ数年では一番いいので一般的には
‘イチローは まだまだやれるのに何で使わない’という事になる
し、一般のファンがそう思うのは仕方ないが報道のプロであるマス
コミがそれを煽っているのだからタチが悪い。
ご存知のようにマイアミはクリスチャン・イエリッチやジャンカル
ロ・スタントンにマーセル・オス―ナら若手バリバリのレギュラーで
固定されており彼らを差し置いて今年43歳のイチローをレギュラー
として起用するというのは現実的ではない。
日本でイーグルスあたりが若手のホープを差し置いて40代の外国
人選手を起用する事はまずありえないし、仮にそういう起用法をした
場合真っ先に‘若手の芽を摘むな’と批判するのが目に見えている日
本のマスコミが‘なぜ好調のイチローを起用しないのか’と言うのは
全くの矛盾である。
ちなみにNHKのNLB中継は最近イチローが代打でしか出場せず
通算3千本安打まで1試合では到底達成は無理な残り10本の時点で、
田中将大や岩隈久志らの登板試合を外してまでマイアミ戦の中継のみ
行なうというのは大いに理解に苦しむのである。
残り3本あたりになってからマイアミ戦を集中的にOAするという
のなら分かるのだが、そこに達するまでは日本人投手先発の日ぐらい
マイアミ戦の中継を優先しないでもバチは当たらないのではないか。