聞くところによると昨日7月10日はウルトラマンの日だそうだ。
ウルトラマンは今から45年前の7月17日に第1話がOAされて始まったの
だが、その1週間前の7月10日に杉並公会堂で収録されたウルトラマン前夜祭
・ウルトラマン誕生という中継録画番組がOAされたのだ。
というのも本来なら28話だったウルトラQのEPのうち4番目に制作された
‘あけてくれ!’が怪獣は登場しないし内容も難しいという事で放送が見送りに
なったためウルトラマンの放送開始が1週間繰り上がったというもの。
ウルトラマンが劇場で公開中継されたとは驚きだが、結局この時に初めて
我々はウルトラマンの姿を見たのだった。
ウルトラマンの当初のデザインは烏天狗のようなものだったらしいが、最終
的にシンプルな現行の姿になったらしい。
我々が子供の頃に好きな絵を描く時にゴジラや宇宙人ではなくウルトラマン
を好んで描いていたのはデザインがシンプルで描きやすかったのが大いに
あるし、それを考えるとウルトラマンをデザインした成田亨氏の才能の凄さが
分かる。
更にウルトラマンのスーツアクターが古谷敏。
ウルトラセブンのアマギ隊員で有名だが、ウルトラQでは海底原人ラゴンや
ケムール人を演じている。
彼の演技が素晴らしかった事がウルトラの世界を更に引き立たせていると
思うし、著書ウルトラマンになった男を読むと撮影当時のエピソードが列記
されていて大いに興味深いし初代ヒーローを演じた苦労がしのばれる。
円谷英二をはじめとした多くの人達が‘子供向け番組’という偏見を持たず
に魂を込めて作ったからこそ、45年経った今でもウルトラマンを知らない日本
人はいないぐらいの人気キャラになったのだろう。
というワケで来週の日曜日はウルトラマンがOAされて45年目だし、ちょうど
同じ日曜日という事で みんなでウルトラ作戦第1号を見る事にしている。