サッカーEURO・2008ベスト8決まる

 スイスとオーストリアで開催中のサッカーEURO・2008は、今朝でグループ
リーグが終わりベスト8決まった。
 明日からは、いよいよ決勝トーナメントだ。
 特筆すべきはスイスとオーストリアの共催していた開催国が、ベスト8に
残れなかった事。
 オーストリアは10年前の98フランスW杯以来世界の表舞台から遠ざかって
いたし、ドイツやクロアチアと組んでいたので厳しいかなとは思っていた。
 しかしスイスのグループリーグ敗退は意外だった。
 というのもスイスは2年前の06ドイツW杯に出場し、フランスと引き分けた
後にトーゴと韓国に連勝してフランスを抑えグループ1位通過した。
 そしてベスト16ではウクライナにPK負けを喫したものの、 4試合を通じて
無失点というDFの堅さを見せ付けていた。
 そのメンバーが残っていたので‘ポルトガルに次いで2位通過’ と予想
する者が多かった。
 それが大会前に司令塔のマルガイラツとDFラインの要であるミューラーが
離脱したのに続き、初戦のチェコ戦でエースのフレイがケガでリタイアした
のが響いた。
 特に3年前のW杯予選で、対戦した因縁の相手・トルコに先制しながら
後半に逆転負けしたのが全て。

 ベスト8の組み合わせは

 ポルトガル-ドイツ

 クロアチア-トルコ

 オランダ-ロシア

 スペイン-イタリア

 スペクタクル型のポルトガル・オランダ・スペインに、リアリズム型のドイツ
・イタリアらが混在して面白い組み合わせになってきた。 

 1位通過した4チーム中、ポルトガル以外は3連勝でのベスト8進出で
そのポルトガルも他3チーム同様3戦目に控え中心のBチームで臨んで
いる。

 一方2位通過した4チーム中イタリア以外の3チームは いずれも2勝1敗
での通過で、4チーム全てが最終戦で勝って2位通過したのだ。
 これなら2位チームにも勢いが付くだろう。

  従来なら同じグループのチームはトーナメントではファイナルまで対戦
しないが、今大会は勝ち進むとSファイナルで対戦する事になっている。
 例えばグループCで2位通過したイタリアはオランダに初戦で3-0で
敗れたが、Sファイナルで再戦する事になっているので予選で手の内を
曝け出した感があるオランダに対してリアリズムの塊のイタリアが どんな
戦略を立てるか?
 各チームの学習能力が問われるトーナメントである。 

 さしずめオランダーロシアはトータルフットボールのオランダに対し、ロシ
アを率いるオランダ人監督フース・ヒディングの戦略が注目される。
 ロシアはグループリーグ最終戦で素晴らしいサッカーを披露して、スウェ
ーデンを圧倒し2-0で完勝している。
 壮絶な打ち合いが楽しみだ。
 とりあえず明日未明に行われるポルトガルードイツ戦が大会全体の方向
性を示すのでは?と思われる。

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