勝てなくても負けてはいけないカメルーン戦

 いよいよ今日の23:00から2010サッカーW杯南アフリカ大会で岡田ジャパン
の初戦であるカメルーン戦が始まる。

 イビチャ・オシム監督が病気で倒れ急遽 後任監督に就任した岡田武史
監督が作り上げた岡田ジャパンの集大成というべき一戦だし、就任して
以来 強化を積み上げた日々の審判が下る一戦でもある。

 ‘小よく大を制す日本人らしいスタイル’というのをコンセプトにチームを作り
上げていった岡田監督のチームにとって2戦目以降に対戦するオランダや
デンマークといった大型選手が揃ったチームを相手にした真剣勝負でどこ
まで通用するかというのは見ものだが、いかんせん この2カ国は日本より
格上だから それだけに初戦のカメルーン相手に負けてしまうと両国に連勝
するのは厳しいだけに本当の天王山という事になるだろう。

 とりあえず親善試合ではあるが、これまでカメルーン相手には負けてないと
いうのが心の支えになっているのも大きい。

  思えば4年前は初戦のオーストラリア戦で1-0とリードしながら残り5分で
追い付かれ、それからは堤防が決壊したかのごとく3点を取られ悪夢の逆転
負けを喫した。

  当時の日本メディアは‘負けは論外、引き分けもダメで必ず勝って勝ち点
3が欲しい’などという論調がオーストラリア戦前には占められていた。
 だから残り5分で追いつかれたときにチームは大混乱に陥ったのだが、
考えてみるとオーストラリアが勝ったのは日本戦のみ。

 仮に1-1のまま引き分けていたら2試合終わって日本が勝ち点2でリード
していたし、最終戦ではブラジル相手に先制していたのだから引き分けに
持ち込むのも可能だった。
 そうなればオーストラリアとクロアチアが1敗2分の勝ち点2だから2位で
グループステージ突破だったわけだから、いかに引き分けが大事だという
のが分かるだろう。

 4年前同様、月曜日開催なのでオーストラリア戦の悪夢だけは避けたい。

 そういう意味ではカメルーン戦は勝てなくても

負けてはいけないのだ。  

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