今日までスターチャンネルでOAされていた宇宙戦艦ヤマト2では
劇場版で描かれてなかったガトランティス艦隊と、ヤマトを含めた
地球艦隊という艦隊決戦が描かれていた。
土方長官率いる新型戦艦アンドロメダを旗艦にした地球艦隊が
土星空域を最終防御ラインに設定しガトランティス艦隊を迎え撃
つのだが、数に劣る地球艦隊はヤマト率いる空母部隊で敵の空母
部隊に奇襲をかけるという展開だ。
戦艦を中心とした艦隊の背後に空母を中心にした機動部隊が配
置されているので、制空権を握られたら地球側に勝ち目がないと
いう土方長官の作戦は いつの時代も戦艦部隊にとっての天敵は
艦載機攻撃というセオリーを忠実に踏襲している。
更に航空艦隊の対決は先に敵を発見した方が勝つというミッド
ウェー海戦で証明されたセオリーも出ているし、実際にヤマト率
いる地球側艦載機の猛攻で1機の発進させられずに次々に撃破さ
れるガトランティス機動部隊の姿はミッドウェーで壊滅した日本
海軍を髣髴させる。
ちなみにバルゼー艦隊は火炎直撃砲で地球艦隊を圧倒するが、
土星の環に誘い込んで火焔直撃砲を発射させて環の氷塊を水蒸気
爆発させて隊列を乱させるという土方の作戦が見事に的中する
シーンはカタルシスを感じさせた。
とかく単独行動が多かったヤマトがシリーズで珍しく艦隊の一員
として戦うシーンというのは なかなか面白いものだったし、最初の
作品では艦隊決戦シーンがあまり見られなかったのでそれを払しょ
くした事になる。