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日本サッカー激動の2015年終了

【現場記者の目】岐路に立つハリルJ。抜け出せない3枚看板への依存症…日本代表の未来の行方は?

 サッカー日本代表は昨日ロシアW杯アジア2次予選のカンボジア
戦をアウェーで行い人工芝のピッチや蒸し暑さに悩まされながら
2-0で何とか勝ち、グループ2位以内を確保すると共に2015年の
最終戦を終えたのだった。

 思えば日本サッカー界にとって2015年は慌ただしい1年だった。

 前年のブラジルW杯を0勝1分2敗のグループステージ敗退に終
わったザッケローニ監督の後を受けてメキシコ人のハビエル・
アギーレが就任し、今年1月のアジア杯に前回優勝国として出場
したもののベスト8でUAEと引き分けてPK戦の末に敗退すると
スペインリーグ時代の八百長疑惑の発覚もあって解任という
形になりヴァイド・ハリルホジッチ体制になったのが5月。

 そのハリル体制になって最初の親善試合では快勝していたの
だが、2次予選最初の試合であるホームでのシンガポール戦を
いきなり0-0で引き分けてしまい雲行きが怪しくなる。と

 続く7月下旬からの東アジア杯で1敗2分という成績で最下位に
終わるなど一気に世論はハリル体制に厳しくなって行き、その後
シリアらに勝って2次予選の2位以内を確定させているものの格下
相手に合わせたような低調な試合ぶりばかり。

 とはいえ自陣からでも じっくりパスをつないでいくスタイル
だった時代の中心選手達に、縦にも速くカウンターで攻めるスタ
イルをマスターさせようとして消化不良を起こしている感が否め
ないのは仕方ない事。

 ちょうどフィリップ・トルシエが監督に就任してフラット3を
選手達に叩き込んでいた頃を思い出すのだが、この時にはフラン
ス組がフラット3をマスターできずにシドニー五輪組がマスター
した事で劇的にメンバーが変わったのだった。

 忘れてはいけないのは日本がザッケローニ時代のようなポゼッ
ション一辺倒では世界相手に通じないという事がブラジルW杯で
判明した反省から、戦い方にバリエーションを持たせられるタ
イプのハリルホジッチを招聘したわけで体制発足から半年しか
経ってないという事。

 だからハリルホジッチの哲学を咀嚼するまで時間はかかるし、
そういう時期に格下相手の試合ができるのは幸運ではある。

 来年はブラジル組から どこまで新戦力と交代させていくのか
というのが焦点になるし、ハリル監督の‘色’が鮮明に出てくる
のではないかと思う。


 

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