ボクシングマガジン休刊に思う

　先日ボクシング系のブログを見ていると、ボクシングマガジンが
休刊になるらしい。

　個人的には‘来るべきものが来たか’という感じだが、正直言って
13年10月号を最後に購入を止めていた。

　初めてボクシングマガジンを見たのは高1だった79年にボクシング
好きの同級生が学校に持って来ていたのを回し見したのが最初で最
古は78年11月に発行されたウイルフレド・ゴメスーカルロス・サラ
テ戦が表紙のヤツで自腹を切って購入したのが80年の2月号で金性俊
ー中島成雄のWBC：Jフライ級タイトルマッチが初めて。

　業界の修業に出た82年以降も購入していたものの経済的に厳しく
なったので84年4月号を最後に中断し、帰郷した89年10月号から再び
購入し始めていたのだ。

　購入開始当時は600円だったのが81年後半に髪質を落として580円
になっていたのが、13年10月号で980円になっており今では1000円
越えしているようだ。

　正直言って10年頃から面白味がない建物を正面から見るような記
事が多く、むしろボクシング好きの一般人が書いたブログの方が読
み応えがあったので惰性で購入していた感が強い。

　90年代ぐらいまでは連載コラムも多く読みごたえがあったし、読
者投稿コーナーにも面白い投稿が多く個人的にも95年9月号を皮切
りに5回ばかり掲載してもらったのはいい思い出だ。

　確かに雑誌の出版不況などあるだろうが、とにかく内容に読み応
えがないのが全てで1000円を越える値段を払う価値のない内容に成
り下がった感は拭えない。

　出版元のベースボールマガジン社がメインの週刊ベースボールの
コラムに喝氏や廣〇〇郎氏を起用するぐらいだから、時代の流れに
付いて行けてない会社という事もあるだろうがボクシングファンの
個人ブログより読み応えのない記事ばかりでは休刊やむなしだろう。