ウルトラマンネクサスのEXエピソードでウルトラマンが、バグ
バズングローラーを倒した決め技はjジェネレードナックルと呼ば
れるパンチの一撃。
高槻が‘大事な人を酷い目に遭わせるヤツはオレがぶん殴ってや
る’と息巻いていたのに共感していた憐が、瑞生をケガさせたバグ
バズンを殴って決着を付けるという結末でニヤリとするものだった。
ここで注目したいのがヒーローの打撃系の決め技が昭和の時代は
キックが主体だったのに対し、平成に入るとパンチというバリエー
ションが増えてきた事。
ウルトラをはじめとした巨大ヒーローは光線技による爆殺や切断
技を決め技の中心だったのに対して等身大ヒーローは打撃技を決め
技にするというのが基本パターンだったが、これは等身大では光線
技の光学合成が大変だったというのと巨大ヒーローの場合は打撃系
の技はセットの規模の問題などがあった。
そんな中で打撃技を決め技の1つとしたのがミラーマンで体内に
エネルギー時点爆弾を仕かけられた後半からエネルギーの消費を抑
えるため、足が赤く燃えながら蹴った部分を破壊するミラクルキッ
クという技を使用していた。
また打撃系の技を多用したウルトラマンレオも、足の部分を赤く
発光させながら蹴った部分を破壊するレオキックを主な武器として
使っていたし仮面ライダー系は基本的にキックが決め技だ。
ただし打撃系の格闘技ではハイキックや飛び蹴りは鮮やかに決ま
るものではなくパンチの方が的確に急所にヒットさせて倒せるわけ
で、そういう意味ではヒーローの打撃系の決め技がパンチになるの
もエネルギーを充填させて打ち出せば見た目も栄えるのでパンチに
よる決め技も時代の流れになるのかもしれない。