井上尚弥のWBSS準決勝ようやく決まる

井上尚弥、5月に準決勝=英国でロドリゲスと―ボクシング・WBSS

 WBAバンタム級王者の井上尚弥が参加しているバンタム級の
ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ=WBSS準決勝は、5月
18日にスコットランドのグラスゴーでIBF王者エマヌエル・ロド
リゲス相手に行われる事がようやく決まった。

 日本人の世界王者がイギリス本土で試合をするのは史上初という
事になるし、井上自身が熱望していた他団体の王者との対戦も初め
てという初ものづくしとなる。

 昨年5月にWBA王者ジェイミー・マクドネルを10月には元王者
のファン・カルロス・パヤノを共に1RでKOしてタイトルを奪取&
WBSSの初戦を勝ち抜いた井上の試合は、世界中に動画配信される
形でファンの間に衝撃を与えているのでアメリカだろうがヨーロッ
パだろうが人気はあるはず。

 アメリカではSフライ級王者時代の一昨年の9月に6度目の防衛
戦を行っているので、今度はヨーロッパボクシングの本場・イギリ
スに上陸だから両方のメジャー地域で試合ができるのは日本ボクシ
ング界としても嬉しい話。

 ただ残念ながらバンタムのような軽量級は世界的に不人気なので
WBSSも準決勝の対戦相手は決まっても開催地がなかなか決まらず、
当初は3月初めにマイアミかプエルトリコ開催といわれていたのが
4月13日か27日ロス開催という情報が出ていたものの立ち消えに
なってファンをヤキモキさせていたのがようやく決まったわけだ。
 
 とりあえず1年前のバンタムはWBA王者のマクドネルとスーパ
ー王者ライアン・バーネットがイギリス人で、WBO王者のゾラニ
・テテも南アフリカながらイギリスをホームリングにしている常態
だったのでWBSSはイギリスが主な舞台になると思われていた。

 ところがマクドネルが井上に敗れたのは想定内でも第1シードの
バーネットがノニト・ドネアに敗れたのは、主催者サイドも想定外
だったのではないかと思うしテテ以外はイギリスと縁がないので開
催地も決まりにくくなっていたのではないか。

 今回はWBSSのSライト級をメインに行われるわけだが、強敵
との対戦を熱望していた井上にとってメインに拘る事はないだろう。

 資金難が噂されているWBSSは運営面で不備も多く実際1回戦
から準決勝まで実に7ヶ月もインターバルが開いた事になるのだが、
現実にはWBSSなしで他団体王者との統一戦を行えるのは難しい
ものがあるわけだからガマンするしかないと思う。

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