40年前に始まった仮面ライダーXは2話までXライダーに変身
する神敬介と敬介を改造した神敬太郎博士との父と子の物語が
あるのだが、唐突に2話でXライダーの基地であるJINステー
ションは自爆してしまう。
2話で敬介が子供を助けたものの常人とは思えない力を発揮
したため子供から感謝されるどころか‘人間じゃない’と言われて
意気消沈して‘ここはお前の家だから辛い時はいつでも戻って
来い’という事だったからJINステーションに戻って愚痴をこぼした
ところ‘ここがあったらお前は弱虫になる’という理由での自爆だ。
問題は敬太郎博士は既に死んでいる事。
生前GODの襲撃を予測していた敬太郎博士は万一の事を
考慮して自らの人格を移植した基地・JINステーションを建造
していたのだが、映画マイライフの主役のように息子に対する
メッセージをオープンリールのテープに吹き込んでいた。
だから敬介もテープに吹き込んだ父のメッセージを受けるのだが
○年○月○日○時に敬介が子供から人間じゃないと言われて落ち
込んで愚痴をこぼしに来ると予測していた事になるわけで、いくら
息子だから行動パターンが分かると言っても敬太郎博士に予知
能力でもなければ無理な話。
つまり仮面ライダーはカイゾーグであるXライダーも凄いが、
Xライダーを作った神敬太郎博士の凄さの方を実感するものだ。