監督が脚本を書いた作品は

 ウルトラマンエースの23話でのヤプール全滅編と、それの続編ともいうべき
24話の見よ!真夜中の大変身の2話を監督の真船禎監督が脚本を担当して
いる。

 凝った映像や演出満載の真船ワールドにヤプールの おどろおどろしさが
マッチしているのだが、脚本自体を真船監督が担当しているのでヤプール生み
の親である市川森一とは違う独自の解釈で作り上げているのが分かる。

 もっとも市川森一が担当したら こういうヤプールではなかったような気がする
のではあるが・・・・

 第1期の監督は意外に脚本も担当していた。

 例えばウルトラQ最初の監督である梶田興治監督は製作第1話であるマン
モスフラワーの脚本をメインライターの金城哲夫と共作している。

 またバルタン星人の生みの親である飯島敏宏は千束北男のペンネームでバル
タン星人ケムール人編の2話を自ら脚本を書いただけでなくケムール人編や
M1号とゴルゴスを金城哲夫や山浦弘靖と共作している。

 また第1期で多くの演出をした野長瀬三摩地監督は海底原人ラゴンを山浦弘靖
と共作しただけでなく、ウルトラマンのラゴン編でも南川竜のペンネームで脚本を
担当。
 アントラー編やザラブ星人編にゴルドン編を金城哲夫と、アボラス&バニラ編を
山田正弘と共作。

 実相寺昭雄監督もテレスドン編は自ら脚本を書いているし、セブンでは川崎高
のペンネームで第4惑星の悪夢と円盤が来たを上原正三と共作。
 特に円盤が来たは実相寺監督のエッセンスが多い作品だ。

 つまり第1期で監督した全10人中4人が脚本を担当しているし、円谷一監督は
エースまでの主題歌を担当するなど多彩な才能を披露している。

 第2期になると実相寺昭雄や飯島敏宏が帰ってきたウルトラマンで脚本を担当
しているものの、そのまま演出はしていない。
 それを考えれば今回のヤプール滅亡編は第2期初の監督が自ら脚本を担当した
作品になるだろう。

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