レッドソックスが延長19回の死闘制す ヤンキースは驚異的な粘りも勝ち越せず(ベースボールキング) - goo ニュース
日本時間の今朝8:00過ぎに始まったMLBのNYヤンキース-ボスト
ン戦は延長19回まで戦う死闘だった。
1回に1点を先取したボストンは6回にも2点を追加し勝負を決めた
かに思われたが、その裏にヤンキースも2点返すと9回裏2アウトから
同点HRが出て延長に持ち込む。
ここから両投手が踏ん張って3-3のまま試合は進み16回にボスト
ンがデービット・オルティスのHRで1点勝ち越すと、ヤンキースも
マーク・ティシュアラのHRで追い付く。
そして18回にも1点づつ取り合って迎えた19回にボストンは1アウ
ト1・2塁からパスボールで2・3塁としムーキー・ベッツの犠牲フライで
3たび勝ち越して、その裏のヤンキースの攻撃をショートゴロ併殺で
凌ぎ停電での中断を含めた7時間に及ぶ死闘を制したのだった。
この試合を見終わったときに思ったのは74年夏のベスト8:鹿児島実
-東海大相模や79年夏の箕島-星稜戦に98年夏の横浜-PL学園戦で、
共にリードしては追い付かれるという手に汗握る死闘だ。
凄いなと思うのは今日の試合を終えると翌日は13:00プレーボールの
デーゲームが行なわれるわけで、終了時間が2:00過ぎだったから11時
間のインターバルで臨む事になる。
70年代後半に水島新司原作の一球さんの中で真田一球が所属する巨人
学園が夏の予選準決勝で鬼桜男子校と対戦し12時間に及ぶ試合の末に
勝ったものの、神宮球場のスケジュールで10時間後に神宮高校との決勝
戦に臨むという話があったがそれを髣髴させる展開だ。
巨人学園の岩風監督や一球らは‘下手に寝ると体が目覚めるまで
時間がかかる’という理由から そのまま寝ないで決勝に臨むのだが、
ボストン&ヤンキースの選手達は11時間のインターバルをどう過す
のか大いに興味はある。
ベースボールは決着が付くまでやるというのは常識だし、こういう
試合こそファンを熱狂させるのだから 日本でも引き分けは廃止する
べきだと思うのだが なかなか難しいものがある。
今日は営業日で13:00からホークス戦、14:00からタイガース戦がOA
されるのでチャンネルを替えようとしたが箕島-星稜戦が終わった後
のように、決着が付いても余韻を楽しむかのようにMLBのままチャン
ネルは固定されていたのだった。
それにしても最後まで中継してくれたNHKには感謝したい。