戦隊ヒーローの おかげで助かったのは

 今から40年前に始まった秘密戦隊ゴレンジャーはヒーローの
団体戦という形で瞬く間に人気を博し、以後も世紀を越えて延々と
続いている。

 一方でゴレンジャーが始まった75年限りで仮面ライダーストロン
ガーが終了し、ウルトラ同様71年から始まっていた仮面ライダー
シリーズも終わる事になって76年以降はウルトラや仮面ライダー
という2大シリーズがなくなるという特撮ヒーローにとっては冬の
時代に入った。

 ウルトラは79年にアニメ版のザ・ウルトラマンと80年の80が、
仮面ライダーも同じ時期にスカイライダーとスーパー1が製作され
るなどしたものの2年ほどのOA期間だった。

 そんな中でゴレンジャーからスタートした戦隊シリーズは土曜夜
からスタートし夕方や日曜朝と放送時間を変えながら、その時代に
即した要素を取り入れつつ21世紀の現在まで続いているのだから
特撮冬の時代では唯一の灯火だったわけである。

 長く続いている要因として先述した時代に即した要素以外にスポ
ンサーであるオモチャメーカーのタイアップという面が挙げられる。

 つまり戦隊ヒーローはただでさえ人数が多いだけでなく使用する
アイテムが多彩なためグッズの種類も同じく増えてくるし、途中から
新しいバージョンや新キャラが投入されるという最近ではお馴染み
の展開になってくるのだ。

 悪く言えばネタは尽きているもののオモチャメーカーがグッズを
売るために延命されているという真面目なファンにとっては邪道と
思える形ではあるが、特撮ヒーロー作品を継続するためには必要悪
という事だったため戦隊モノに関しては この方式を否定できない。

 つまり特撮ファンだけでなくオモチャ業界にとっても戦隊モノは
内容を別にすればウルトラや仮面ライダーをも凌ぐ‘金鉱’だった
わけだ。

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