ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
明暗が分かれたノルディックスキー世界選手権2017
渡部兄弟の日本が銅 スキー・世界複合団体スプリント
フィンランドのラハティで開催されているノルディックスキーの
世界選手権は、日本時間の今日未明に行われた複合LH団体スプリ
ントで渡部暁斗&善斗組が史上初の銅メダルを獲得し今大会銀:2、
銅:3という成績になっている。
日本時間の今夜に行なわれる男子ジャンプのLH団体が個人戦の
成績から見て残念ながら、メダル獲得どころか2回目に進めればと
いう流れなのでメダル獲得数は先述したように銀&銅の計5個で確
定だろう。
クロスカントリーは一桁順位が目標なので今回はジャンプと複合
の成績で総括するしかないのだが、今回の世界選手権はジャンプと
複合で明暗がハッキリ分かれてしまった。
もともと複合は今シーズンはドイツの力が抜きん出ており初戦の
個人NHでも5位に入った渡部暁斗以外4位までがドイツ選手とい
う成績で、最終的に4種目全て金と手が付けられない状態だった。
そんな中で日本はLHには言って渡部暁斗が銀を団体スプリント
で銅を取っただけでなく、個人NHが5位で団体NHでも4位とメ
ダルの一歩手前まで迫ったのだから健闘したと言っていいだろうし
エースの渡部暁斗以外の選手達もレベルアップしているのが分かる。
深刻なのはジャンプで伊東大貴が復活してきたものの日本が得意と
しているLHでは15位で竹内択も17位と、入賞はおろか一桁順位も
なく葛西紀明と作山憲斗は2回目に進めないという惨敗に終わった。
とりあえず44歳の大ベテランに多くを望む方が酷なわけで伊東や
竹内だけでなく若手の作山らの奮起を期待していたのだが、NH&LH
との2冠となったシュテファン・クラフトをはじめとした世界の強豪
に比べて明らかに飛距離が違うわけで日本勢が停滞している現状が浮
き彫りになったのだ。
ちなみに金メダルを期待された女子の高梨沙羅だが現状では高梨は
W杯で勝ち続けている反面、五輪や世界選手権のメダルがないヤンネ
・ アホネンのようなジャンパーという感じだから今回も世界選手権を
制しソチでも金メダルを獲得したカリーナ・フォクトのような爆発力
をどこまで身に付けられるかというのが課題になる。
むしろ爆発力がある伊藤有希が育ち今回も銀メダルを取れたわけだ
から、高梨と並ぶWエースとして来シーズン以降も活躍していけば
平昌五輪も大いに心強い。
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一方、W杯では僅かに2勝しかしてないフォクトは「一発勝負」の五輪や世界選手権では滅法強いので、高梨とはまったくの逆のタイプなのだと思う。
高梨は平昌でのW杯に出たことが結果的に世界選手権では仇となってしまった格好だけど、来年の五輪を見据えて平昌のジャンプ台で実戦経験を積めたのは大きな意味があると思うので、五輪本番で今回の苦い経験を生かしてほしいね。
やはり高梨のピーキングの下手さはキャリアでしょうかね。
ただし平昌五輪優勝の方が世界選手権優勝よりも扱いは大きいですから、今年の平昌W杯出場は長い目で見れば
悪い事ではないと思ってます。