【センバツ】敦賀気比、連覇へ完封発進! 青森山田、リベンジならず
大会も6日目を迎え今日で32校が出揃うのだが、注目カードは第1
試合の敦賀気比―青森山田戦。
昨年の選抜優勝チームでメンバーも残っている敦賀に東北大会を制し
た青森山田が挑戦する形だが1回戦最終試合という事から どちらが
先に試合カンを取り戻すかという要素もあるし、とりあえず敦賀の山崎
と青森の堀岡の両投手の出来がカギを握る。
第2試合から2回戦に入り開幕戦を完封勝ちした智弁学園・村上に
初戦で優勝候補の常総学院に逆転勝ちした鹿児島実の対決は、むしろ
鹿実の丸山・谷村の投手リレーを智弁打線がどこまで打って村上を援護
できるかではないか。
第3試合は滋賀学園・神村を釜石打線がどれだけ打つかというのが焦点
になるだろうが、初戦で11安打・9得点を上げた滋賀打線を釜石の岩間が
どれだけの失点で踏ん張れるかというのも注目だ。
第1試合:敦賀気比 1-0 青森山田
1回に1アウト2塁のチャンスを生かせなかった敦賀は3回に2アウトから
1番が内野安打で出塁し2番が歩いて2アウト1・2塁から3番がライト前に
打ち返して先制する。
先制された青森は4回に1アウトから2番が初ヒットを放ち5回には先頭の
5番が相手エラーで出塁するものの得点できず、迎えた6回には9番がヒット
で出塁すると1番が歩いてノーアウト1・2塁とするがバント失敗の後に
3番&4番が連続三振し得点できず。
青森の堀岡も4回以降は敦賀打線を1安打に抑え打線の援護を待ったが
山崎相手に敦賀打線を上回る4安打を放ちながら要所を締められ完封負け。
むしろチャンスは青森の方にあったのだが6回のノーアウト1・2塁で
得点できなかったのが全てだろう。
第2試合: 智弁学園 4-1 鹿児島実
1回に鹿実は1番&3番のヒットでチャンスを作り5番のタイムリーで幸先
よく先制し、2回にも2アウトから9番の3ベースと2四球で満塁と攻め立て
るが追加点を奪えず。
智弁も先発の谷村相手に4回までノーヒットながら毎回ランナーを出し
ながらも得点できず6回には1アウトから4番&5番の長短打で1・3塁と攻め
るが後続を断たれる。
迎えた7回に8番がエラーで出塁しバントなどで2アウト2塁から3番が
レフト前に落として追い付くと、なおもランナー2塁から2塁ゴロエラー
で逆転し4番の2ランでとどめを刺した。
鹿実は2回まで村上を攻め立てたが3回以降調子を上げてから7回まで
残塁0に抑えられ、8回にようやく四球とヒットで1アウト2・3塁から2ア
ウト満塁と攻め立てるものの後続を断たれた。
1-0のままでは終わらないだろうとは思っていたがアンダースローの
谷村にタイミングが合い始めていたので7回は丸山にスイッチか?と
思われていたが、エラーからピンチを招き同点タイムリーは討ち取った
当たりだったし更にエラーと2ランなどアンラッキー7になってしまった。
とはいえ打線の主軸である綿屋が3三振では厳しかったのかもしれない。
第3試合:滋賀学園 9-1 釜石
1回に滋賀は1番がエラーで出塁すると3番&4番の連打に5番の犠牲フライ
で2点を先行すると2回にも2アウトから3連打で1点を追加し、4回にも2ベ
ース2本を含む4安打を集中して3点を追加して6-0とリードを広げて勝負
を決めた。
釜石は5回に5番&8番の長短打で1点を返すものの、神村の前に4安打に
抑えられ完敗。