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美しく優しい母は・・・・

 昨日OAされた仮面ライダーOOOで鴻上会長の腹心である真木清人博士の
過去が語られた。

 彼は慕っていた姉が言っていた‘物語がエンドマークで完結するように、人も
また死で完結する’という言葉を実践するように結婚式前の姉の部屋に火を
放ち焼死させたという過去を持っていたのだ。

‘美しく、優しいうちに・・・’という真木博士の言葉を聞いて思い出したのが、ヒー
ロー作品に登場する母親に ついての挿入歌。

 印象的なのがイナズマンや仮面ライダーV3、新造人間キャシャーンなど。

 仮面ライダーV3の挿入歌:V3ひとり歌では‘母さん優しい月のよう’

 イナズマンの挿入歌:五郎の歌では‘きれいで優しいお母さん’

 新造人間キャシャーンの挿入歌:スワニーよでもスワニーの中に封じ込められて
会えなくなった母への慕情が切々と歌われている。

 つまり この3作品に登場する母親は全て‘美しくて優しい’という長所ばかりが
語られている反面V3やイナズマンの母は既に死んでいるし、キャシャーンの母も
囚われの身で よほどの事がなければ会う事ができない。

 彼らの母親は‘あたしんち’や‘毎日母さん’のような母親ではないのである。

 真木博士は最愛の姉が年を取って美しさが衰える姿を見たくないという心理から
凶行に及んだのだろうが、たしかに昔の記憶は美しく彩られる事は多々ある。

 しかし個人的に身近な人間としては年を取って美しさが衰えても どんなになろう
とも生きていて欲しいと思うのだが・・・・・

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
母ではないけれど (柴田真紀)
2011-04-19 23:02:21
 自分の大好きだった人が若いまま命を絶ってしまったので、そういうの感じます。
 今、自分の好きなおにーちゃんたちの年齢が、『彼』を追い越しているのを知ったとき、『彼』が死去した後に生まれたことを知ったときは、複雑な心境でした。
 そして……昔憧れたヒーローを演じた方々が、次々に鬼籍に入られてしまう現実も……。
 
 
 
梶原一騎作品でも (こーじ)
2011-04-21 00:06:54
>柴田真紀様
 梶原一騎作品でも登場キャラが‘年を取って生き恥を晒す云々’というセリフが出ますけど、昔の作り手って そういう感覚があるのでしょうかね。

 憧れていた人が早死にして自分がその年を追い越した時は不思議な感覚でした。

 例えば大場政夫やブルース・リーです。
 
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