やはり1階級落としての3階級制覇は厳しい

KO負けの八重樫「情けない」 一夜明けも進退明言せず「とりあえず、休みます」(デイリースポーツ) - goo ニュース

  本来なら今日行われる大晦日の世界戦レビューをアップする予定
だったが、昨日の井上尚弥の快挙の影で9月にローマン・ゴンサレス
から敗れたばかりの八重樫東がKO負けし3階級制覇ならなかった事に
あえて触れたい。

 八重樫ファンには申し訳ないが個人的には負けるだろうと思って
いたし、勝ってはいけないと考えていた。

  最大の理由は9月にローマン・ゴンサレスとの激闘の末にKO負けし
3ヶ月のインターバルで1階級落としてLフライ級での決定戦出場は、
さすがに無謀だと思っていたのだ。

 体重別の競技であるボクシングは1つの階級に馴染むまで時間が
かかるし、1階級落としての試合ともなると最低でも1試合は挟んで
臨まないと減量の影響が出るのは確実で実際に昨日の八重樫の
動きを見ていたら1年前のエドガル・ソーサ戦とは雲泥の差だった。

 つまり一気に2階級上げた後に1階級下げるというやり方は昨日の
実況でも触れられていたように長谷川穂積やロイ・ジョーンズらも 失敗
しているし、柔道でも鈴木桂司が同じようなパターンで低迷 する事に
なった。

  しかもロマゴン戦から3ヶ月では年齢的な面からダメージも抜け
づらいし、減量も一気に厳しくなるのだから動くも悪くなる。

  反対に一気に2階級上げた井上が減量苦から解放されて素晴ら
し いボクシングをしたのと対照的ではないか。

 これを見ると無理な減量は選手を蝕むしスキルを骨抜きにして
しまうもので、昭和の時代に賛美された‘厳しい減量を克服して’
という考えは百害あって一利なしという事になるだろう。

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