子供達にとって相撲は意外に面白い

 早いもので息子達が通っている小学校で貴乃花部屋が相撲教室を開催して
から1週間が経つ。


 面白いのが相撲教室の翌日に行われたカルタの練習会の休み時間に子供
達が相撲を取っていたことで、普段なら会場の和室にある囲碁やオセロゲーム
などで遊ぶのに相撲を取るとは思わなかったのだ。


 考えてみれば相撲は押し引きだけでなく投げ技や関節技まである総合格闘技
だし柔道のように畳の上でなければダメという事もなく、屋外だけでなく室内では
バスケットコートのセンターサークルや校舎の廊下でも やろうと思えば場所を
選ばずに どこでもできるので寒い日などはやれば暖まる優れモノだ


 しかも要領さえ覚えると意外に小さい子が大きい子にも勝てるのも楽しみの
1つである。


 昔は一家に1台しかTVがなかった関係で子供の頃など親が相撲を見るので
我々は嫌でも一緒に見る事になった反面 相撲が身近にあったのだが、今は核
家族で親が共働きだと大相撲中継がある時間帯にTVの前に座るチャンスも
ないため相撲に親しむ環境がなくなってきているのが現状だ。


 そういう意味では今回の貴乃花部屋のように宿舎のある地域の小学校を回って
相撲教室を行うというアイデアは意外に子供達に相撲の面白さを認識させる意味
でも いい試みだろう。


 九州場所前の新弟子が1人というニュースから相撲離れが注目されているが、
何事も きっかけさえあれば子供達は それなりに興味を示すし、それが普及への
第一歩となるのだから。


 

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