ボタン付けをして思い出すこと

 昼前に昨日履いていたズボンのボタン付けをしていると、
女房が「へぇ~ボタン付けなんかできるの?」と言う。
 「そりゃできるよ、これぐらい得意や」と言ったのだが
考えて見ると野球部時代のおかげである。
 ところでなんでズボンのボタンが取れたか?
 昨日書いたとおり講習会があって終了後に門司港から小倉
に移動して居酒屋で打ち上げをしたが、意外に早く終わった
ので18:18の電車で帰る事にした。ただ生ビールをジョッキ
2杯飲んでいたので電車でもよおしたら困るので5分前に改札
を抜けてトイレに入ったのだが小用を足している最中に大を
もよおしてしまった。
 3分以内に終わらせないとまずいので、急いで終わらせて
ズボンをたくし上げて走ろうとしたときにチャックの上のボ
タンが取れてしまったのだ
 幸いホームをダッシュして間に合ったがビールを飲んでの
ダッシュは堪える。帰っても気分が悪くボタン付けをする気に
ならなかったのだ。
 さてボタン付けは3分ぐらいで終わった。
 考えてみると小学校の家庭科でボタン付けは習うのだが、
それ以上に針と糸に慣れさせられたのが野球部のボール縫いだ。
 野球部に入部したが、しょせん公立普通校の弱小野球部だか
ら部費は少ないので年間に使えるボールは限られている。
 ニューボールは練習試合の時に降ろすから少し綻びの出たボー
ルは1年生が縫う事になるのだ。
 問題は綻びた部分だけでなく全部縫い直さないといけない。
2本の糸で両側から縫い合わせていき10針分ぐらいづつ剥いでから
108つの縫い目を全部縫い上げる。最初から全部剥ぐと中の糊が
乾いて中身と周りの皮の隙間ができて使い物にならないのだ。
 そうなるとティーバッティング用にしかならない、せめてノック
やバッティング練習で使えるようにしないとまずい。
 こうして試験休みの間には1人7個前後縫わさせられるので針使い
には慣れてしまった。
 ただ2年になると後援会ができてボールに不自由しなくなったので
後輩達はボール縫いは経験してない。ただし裁縫になれるとい思わぬ
副産物があった野球部のボール縫いは決して無駄ではなかったと思う。
 
 
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )
« どうなる?世... 仮面の忍者・... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (まみ)
2006-12-13 05:55:44
へえ~ボールて、子供の手で縫えるものなんですねえ…ちょっとびっくり!

ボタンつけは、高校で働いてるとき、よく生徒のをつけてやりました。
それも持ってくるのが男子生徒ばっかりだったていうのが、高校生ぽいですw
ボタンなんかオカンに頼めばいい話で、それより取れてても構うような奴らじゃないのに、若い女の先生につけてもらうというのが、憧れだったのでしょうかw
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-12-13 23:14:04
>まみ様
 硬球は縫えますよ、新品みたいに綺麗にはできませんが
ただし高校生じゃないとできません。
 高校生はわりかしよく暴れますからね、ボタンを引きちぎるなんて事はよくありましたよ。
 だから親しい女の先生なんかには頼みやすいのです。
いいコミニケーションですよ。
 
 
 
ニャハハハハ…… (柴田真紀)
2006-12-13 23:31:28
 私なんて、私なんて、ボタン付けさえできないもーん(←エラかない!)。
 職場で、年下の同僚男性に頼み込んで、制服のボタンをつけてもらったとき、
「これじゃあ、○○できないワケだわなー」
 と悟りまひた。

 そういえば、20歳過ぎるまで、まともに布団もたためまへんでした。

 こういう人間にはなってはいけない。
 
 
 
懐かしい話ですね。 (さくらい)
2006-12-14 15:58:35
二つ上の兄貴が野球をやっていて、よく家で縫っていました。自分は高校時代、サッカーをやっていましたが、当時は今のようないいボールではなく、やはりボールの手入れは下級生の仕事?でしたよ。
ボタンつけも一人の時はけっこう?やりましたよ。最近やってないのでできるかな?
 
 
 
書き込み御礼&レス (こーじ)
2006-12-14 22:44:56
>柴田真紀様
 ようは慣れですよ。
 慣れればなんとかできるようになりますので
>さくらい様
 我々の世代まではボール縫いの経験がありますよね、これをやる事によって道具への愛着心ができますから悪くないと思います。
 ボール縫いをやってからはちょっとした針仕事できるようになりましたよ。やはり針への慣れでしょうね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。