756から30年!

 30年前の今日は、現ホークスの王貞治監督が通産756号の
ホームランを打った日である。
 前年の76年に49本のホームランを打って田淵幸一からタイ
トルを奪回していた王は、昨年の49本目が716本。つまり77
年に打つ40本目のホームランがハンク・アーロンの755本を
越える756号になるのである。
 開幕戦でいきなり満塁ホームランを放った王は、4試合目
までに3本のホームランを放つ好調ぶり。
 そして8月に入ると756号狂想曲は加速していく。
 8月27日に神宮で754本目が出ると、夏休み最終日の31日に
後楽園でのホエールズ戦でアーロンに並ぶ755号が出た。
 9月1日の始業式で校長が‘王選手が755号を打ちました、王
選手がここまで来るまでの努力の云々…’と演説していた。
 そして迎えた9月3日のスワローズ戦に遂に出たのだ!
 755本目と、この試合で王はホームランを打った直後に1イニ
ングだけライトを守っている。
 これはライトスタンドのファンに挨拶という長嶋監督のファ
ンに対する配慮だった。
 当時のジャイアンツの凄いところは、こういうメモリアルゲー
ムでは絶対に勝っていた事。この試合も快勝で新記録達成に花を
添えた。
 この年の王は37歳。
 結局この後10本上乗せして、キャリア3度目の年間50本のホーム
ランを放ったのだ。

 予断ながら打たれた鈴木康二郎は‘王に打たれた投手をサイ
パン旅行に招待’という特典を当然のように辞退したが、後に
‘がんばれタブチくん’の いしいひさいち氏のキャラで登場し
‘王に756号を打たれた鈴木’という名で延々と呼ばれていた。
 そうそう週明けの5日の月曜日の朝礼で校長先生の挨拶は、当
然のように‘王選手の756号達成ネタ’で1日とほぼ同じ事を言っ
ていた。
 今年はMLBでバリー・ボンズが遂に756号を放ったが、薬物疑惑
のため盛り上がりは今ひとつだった。
 王の756号から30年目というのも妙に感慨深いものがある。
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