ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
代表よりクラブの時代?
今日行われたアジアチャンピオンズリーグのファイナル第1戦で大阪が
アデレードに3-0で快勝し、アジア制覇に向けて大きく前進した。
日本シリーズと並行して観戦し、後半からはずっと見ていたのだが
当然のように万博競技場は盛り上がっていていいムードだった。
そう、少なくとも代表の親善試合より盛り上がっているのだ。
02年の日韓W杯の頃までは金子達仁氏ではないが‘日本で最も人気が
あるチームは代表チーム’だった。
代表チームが試合をすれば どんなレベルでもファンは満足しスタジア
ムは満員になっていたのだ。
ところがクラブチーム世界一を決めるトヨタカップが世界クラブ選手権に
なってアジアで優勝すれば世界と戦える事になり、Jリーグの優勝が世界と
戦える通過点になってきた。
そして代表チームの試合よりクラブチームの試合の方がレベルが高いと
いう事をファンが理解し始めたのだ。
基本的に選手はクラブと契約して報酬を得ているのであり、代表チーム
から報酬を得るわけではない。
代表の選手はクラブからの借り物という概念がファンに浸透してきた
のだ。
そうなるとW杯予選はともかく調整試合に過ぎない代表の親善試合の
観客の入りが昔に比べて減るのは当然だ。
反対に昔は不人気だったアジアのクラブ選手権が盛り上がっているの
だから、むしろ喜ばしい事だ。
サウジアラビアで行われているU19アジア予選にナビスコ杯のファイ
ナルに進出した大分の中心選手・金崎は外れていた。
また大阪の遠藤保仁や神戸の大久保嘉人が北京五輪のオーバー
エージから外れたのも昔なら考えづらい。
代表も当然大事だがクラブは より大事という概念がチームや選手、
サポーターにも根付きだしたわけで喜ばしい事だと思った方がいい
だろう。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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勿論そこには外国人がいないなどの理由もあるでしょうが、一戦一戦メンバーが代わりかねない代表よりも安定した顔ぶれで年中を戦うクラブの方が強いのは当たり前ですね。
かつてフランス元代表ジダンが「世界最高のサッカー選手を11人集めれば、それが最強のチームと言うわけではない。大切なのは調和だ」と言っていましたが、まさしくその通りです。
以前トルシエが‘個人の技量アップはクラブでやってくれ、代表ではそこまで面倒を見きれない’と言ってました。
意外に正論でしたよね。
そういうわけで最近ようやくJリーグと代表は車の両輪という理屈が世間に理解され始めたようですが、クラブの方に重心がかかった方が救われると思いますよ。